壁を物ともせずに前に進む人たちに共通する3つの秘密

何かをしようとすると、必ず「壁」ってぶつかるものですよね。

え、ぶつかってない? ぶつかったことがない?

そんな人はいないので、たぶん、「挑戦レベルが低い」ってことなんだと思います。

なんでもスイスイできそうに見えてる人も、ちゃんと壁はあって、それを乗り越えようとするから、「実力」が上がるわけで。

最初から何でもできる人はいない。

最初から何でもできる人はいません。

羽生くんだって、最初から4回転ジャンプができたわけじゃなくて、何度も固く冷たい氷に叩きつけられて、怪我までして、それを繰り返して、今があるわけですよね。

氷の上で、あんだけ勢いよく高く飛んで、高速で回転して、ツルって滑って転ぶのって、痛そうですよね~。

自分たちがノロノロのスケートで転んだときのことを思い出したって、その痛みは尋常じゃないのがわかる。

でも、やる。やり続ける。そうした人だけが、いずれ、もしかしたら、できるようになるかも、という期待を持つ資格がある。

私の周りにも、いろんな分野で4回転ジャンプを成功させちゃっている人たちが大勢いて、付き合いが変わると、スタンダードが変わって、刺激になるのはいいんだけれど、

つい周りと比べて見劣りする自分に気持ちが落ちそうになるのを、ハッと気づいて「いかんいかん、比べる必要なし」とまた目の前のことに集中する、なんてことの繰り返しです。

前提となっている条件が全然、違う

こいつら(失礼)壁とかってないのかよ、と思うこともシバシバでしたが、いろいろ観察してきて、そもそも、「前提条件」が違うんだな、ってことに気づくわけですね。

彼らの前提って、こんな感じです。

1.壁はあって当たり前と思っている
2.一度で超えられるような壁は、たいしたことないと知っている
3.壁を越えた時の、爽快で真新しい世界へのワクワク感に夢中

今までできてないことにトライするのだから、当然、壁はあるし、それは高ければ高いほど、志も高いということ。

一度でスイっと行けちゃうような場所ならば、そもそも目指したりはしないわけで、だから、目標そのものがデカかったりする。

何度も何度も、挑戦して、初めてできるようになるんだよ、というのが、大前提。

だから、地道に着々と進み続けるわけですね。

壁なんて、ただのひとつの通過点

壁、というのは、障壁というか、単なる「通過点」程度にしか思ってないんです。

越えられたときの達成感、爽快感、新しい世界、より高いステージにいる自分。

それへの期待感で胸がワクワクしちゃって、もうそのことだけなんですね、考えられるのは。

「うまくいったら、こうなる、ああなる」「そして、次は…」と、常にもっと上を目指している。まるでゲームのように終わりはない。

止まったり、戻ったり、休んだりしている暇なんかない。

セルフダウトが目覚めてくることはもちろんあるでしょうが、そんなの日常茶飯事なので、自分で処理する方法だって、知っています。

場数が違うんです。

打席数が違う。

空振りばっかりしてきたけれど、でも、打席数がそもそも多いから、ヒットも多くなります。三振にもデッドボールにも慣れっこなんです。

うまくいかない、という人は、例外なく「途中でやめています」。

うまくいく人は、この秘密を十分に、知っているんですよね。

参照: 成長はゆっくりカーブでやってくる。期待と実際のズレに負けないで継続する意味