「未来志向の社会を創る」をキーワードに新しく会社を設立しました

「今日の自分は、昨日までの自分が創りあげたもの。
未来の自分は、今日からの自分が創りあげるもの。」

かつて経営をしていた会社でもメンバーたちにそう語りかけてきましたし、セミナーやワークショップでも、必ずと言ってよいほど自分が口にしている言葉です。

僕たちは何か眼に見えない大きな力に操られているかのように錯覚し、自分の手でコントロールする力を過小評価してしまいます。でも、人生を変えていくことは、実はとても簡単だったりするんですね。自分が変われば良いだけなので。

自分を変えるとは何を変えるのか。それは、「選択」です。

起きる時間や食べるもの。観るテレビ番組や読む本。つきあう人。通勤の道。話す言葉。着る服。

そういうものをひとつずつ「意識的に」見直して、あえて違う選択をしてみると、いつもの自分ではない違う世界がそこに開けていたりするものです。

もちろん、進路の選択や、ライフステージが大きく変化するような大事な場面での選択の基準を見直すことが最も大事。足がすくむ自分と向き合って、昨日までとは違う選択がそこでできるかどうかです。

無意識にしてきた選択を変えるのは、容易とは言えない場合もあります。まずは意識すること。そして自分の中の常識を疑ってみること。

そのためにも、「なぜ、そうまでして手に入れたい未来なのか」をクリアに理解する必要があります。でないと、人は弱いもので、どうしても居心地が良い過去の習慣に戻ってしまいがちです。

環境や他人のせいにせず、自ら人生の主導権を握ってコントロールしていくことこそ、正しい未来志向であると考えます。すべてのことをコントロールできるわけではありませんが、それを「意識的にする」ことにコミットするということ。そして結果に対して、自分が100%の責任を取る覚悟を持つこと。

過去に縛られず、過去の自分にとらわれず、自分を解放して自由に羽ばたいていきたいと願う人をサポートし、未来志向の人を育てて、社会を変えていく。

自分がこれからやっていきたいことって、結局のところ、そういうことかなあと、だんだんとイメージが形作られていきました。ちょっと大きく言い過ぎかもしれませんが、大義名分としてのミッションは、きっとその位で良いのでしょう。

未来志向の社会を創造する」というキーワードの元、独立後10カ月が経とうとする今、やっと自分の会社を起ち上げようと思い立ちました。これからも個人事業主のように活動することには変わりませんが、一応、会社の社長という肩書きがついてきます。

前は何だか居心地よくなかったその肩書きが、独立したら途端に懐かしく、恋しいものになりました(笑)。

個人でやっていると、なんとなく起業したイメージがなくて、自分でもシャキッとしきれなかったのですが、これでやっと、名実共に「起業」になるなと感じています。

会社名は、17年も暮らした第二の故郷、ハワイの言葉をモチーフに、「Imua Consulting(イムア・コンサルティング)」と名づけました。Imuaは、本来I mua と書くのが正しいのですが、一語にしても問題ないと、ハワイ語の専門家にお墨付きをいただきました。

Muaとは、未来のこと。I mua で、To the future(未来へ向かう)。その他にも、Go forward(前へ進む)、First(最初、一番)、Begin(始まる)などを意味する大きな言葉です。未来志向の社会創造というミッションから考えついた言葉でしたが、偶然にも、自分の名前「ハジメ」ともつながっていて、とてもしっくりと自分の中に落ち着いていきました。こういうのって、大事ですよね。

まだカリフォルニア州で登記の手続き中ではありますが、頼りになる友人の会計士さんと先々のことを話したり、ハワイNo.1のデザイナーさんと名刺の相談も始めています(笑)。なんだかそういうのが楽しいですねえ。心も体も確かに前のめりになって、まさに「未来志向」がフツフツと芽生えてきます。1年後、2年後にこの会社がどんな風になっているのか、とても楽しみです。