私がコンサルタントを雇う「意外な」理由

月末の振り返りが、次の月に活きる

以前にメルマガで「月次の見直しもとても大切」ということを書いたら、「上野さんは、それ、どうやってやっているんですか?」というお問い合わせをいただきました。

私には頼りにしているコンサルタントさんがいらっしゃって、彼との毎月のセッションで、必ずこのことをまとめて事前に提出するようにしています。

1.この1ヶ月にやったこと
2.次の1ヶ月にやること

月次のレビュー、とかいうと、聞こえはいいですが、まあ要はこんなことです。ただ、やったことも常に項目としては5~10個ほどあります。中には計画したのにできなかったこと、予定外に入り込んできて、意外な成果に結びついたこともある。

できなかったことについては、その理由を軽く思い返してみながら、じゃあどうやればいいかを書いておく。

できるだけ「稼ぎ」の数字を書くし、指標となる「客数」やら「問合せ数」やら「新規獲得数」やら、そういう数値も書くようにしています。見たくない数字しか出てない月もあるけれど、それはそれ。波は経営につきものです。

できた、できなかった、というのは、「印象」「感想」であって、そもそもどのくらいできたら、できたことになるのか、という数値目標や標準値があって、それに対して比較してみなければ意味がありませんよね。

個人も会社もやるべきことは結局、一緒

これ、別にコンサルさんに言われてやっていることではありません。そもそも、自分からすすんでこんなの出すクライアントもいないと思います。

12月の終わりのセッションでは、やはりこれも言われてはないけれど、当たり前のように「2018年の事業計画書」というのを提出して、共有しました。

そのことを、とあるクライアントに共有したら、すごく驚いた顔をされてましたが、まあ、会社の社長や幹部だったら当たり前にやることです。それを個人事業主としてやるかどうかは、その人次第ではあるでしょうが。

何もないと、自分も次に何をしたらいいかわからなくなるので、「考えないために」あらかじめ「考えておく」ということでもあります。どんな一年になるか、ではなくて、どんな一年に「するか」という、主体的な視点を持つ上でも、妄想レベルでいいから、計画を立てることは大事だったりするのです。

1ヶ月の振り返り。オススメの例

以前から、クライアントにも、このような項目で、セッションまでの1ヶ月を振り返って、レポートしてみてください、自分の整理にもなりますからね、と伝えています。忘れずにやってくる人は、まあ1~2名ですけど(苦笑)。

1.この1ヶ月でやりたかったこと
2.実際にできたこと、成果
3.読んだ本、受けたセミナーなどインプット
4.次の1ヶ月でやること
5.この1ヶ月の良かったこと
6.この1ヶ月の悪かったこと
7.それらから学んだこと

必ずしも全部が必要なわけではありませんが、こうやって項目を立てて、細かく生活を振り返って見ていくことで、自分の日々の活動を、様々な角度から客観的に見直すことができるのです。

気分に流されてたら何もできない

「この1ヶ月、なんか落ちてました」とか
「この1ヶ月、ちょっといろいろありまして」とか。

ついつい意味のない言い訳をしてしまいそうになると思うのですが、1ヶ月って30日=720時間もあるのです。その感、ずーっと落ちているわけがありません。

どんなに忙しくても、腹減って飯食って、人と会って、テレビ見て、笑って、泣いて、寝て、○○○して(ここには好きな文字を入れてください・笑)

皆、忙しい中で、いろんなこと、きっとしてます。状況や体調や気分のせいにしていると、いつまでも解決はされません。「自分が」やらなかっただけ。誰も、責めてはいないんです。困るのは誰か、といえば、当の本人ですからね。だから、言い訳なんか無用。

結局は「自分」というところに落とし込まないと、次もまた同じことになりますし、いつまでも同じ言い訳しながらグルグルし続けることになっていきます。

ストイックになれ、ということじゃなくて、当たり前になれ、ってことです。

と、ストイックな表現をしてしまったりして(笑)。

コンサルとの対話は重要な「定点観測」の場

毎日、毎週このレビューをやるのは、かなり難易度も高いと思うので、せめて1ヶ月単位で、軌道がぶれていないかどうかセルフチェックしてみるといいのではないでしょうか。

私はコンサルさんを雇う大きな理由として、この「進捗の共有」ができて、その反省、評価を一緒にやってもらえるから、ということをあげています。

つい主観的になりがちなところを、客観的に、定点観測しつつ、伴走してもらえる感覚を持てるのは、ひとりで働いているものとしては、何より嬉しいことなんですね。

見栄っ張りの自分としては、人が見てることで、怠けられない、ということにもつながります。

同じように、コーチを雇う理由も、この辺にまずはあります。さぼっちゃう自分を、「人の目」を利用して、しゃきっとさせていく。プレッシャーかけていく。

やってない自分を時に「叱ってくれる」存在を保険として持っておくのは、自己投資として、とってもリターンの大きなものではないかと思うのです。

もちろん、手を差し伸べる力のある人を雇う、というのが、最重要であることは大前提ですね。

私のコンサルタントも、有能で、たくさんの引き出しを持っていて、世界中にネットワークが気づかれていて、強力な味方です。

興味がある方は、こちらをご覧ください。