23回目のハワイ移住記念日を過ぎて思い出す、移住前に考えてたこと

ハワイに移住したのは、23年前の
1994年8月28日のこと。

この時期になると、
「もうすぐ○○年だねえ~」
なんて言いながら、

よくまあ、まだ飽きずに一緒に
いるもんだ、と互いに心で
思うわけです(笑)。

細かなことで時折イラッとするけど、
でもそれは、時間軸をビヨ~ンと
伸ばしてみた時には、凸凹にすら
見えないほどのアップダウン。

ハワイに移住した頃のことを
新鮮に思い出す、良い
きっかけが、この記念日です。

あのときはなぜか、一生戻れない
くらいのイメージがあったのか、
かなり深刻な思いでしたよね。

10年も働いてきて、いまさらながら
学校に戻る、しかも語学学校…。

移住後に訪ねた校舎はプレハブ小屋で、
正直、心の中で泣きました。

でもまあ、行く前も、行った後も、
なぜだか「後悔」っていうのは
したことがありません。

してもしょうがないし。
もう来ちゃったんだから(笑)。

っていう状況に自分を追い込むのが
きっと一番、いいのではないかと
思っています。

よく言いますが、退路を断つ、
ということ。

もう会社も辞めちゃって、
ハワイに来ちゃって、
大げさに送別会もしてもらって、

親に泣かれながらも餞別もらい、
まだまだ高かったパソコンまで
思い切って買って退職金がつき、

あとはもう、やるしかない。

でも、なんだろう、不思議と
不安はなくて、心配もなくて、
とにかく日々、生きるだけ。

目の前のことに最善を尽くし、
学べることはすべて学び、
成長の機会と思えば何でも
食らいつき。

移住前に何を思っていたのだろう、
というと、「早く中途半端な状態から
抜け出したい」ということでした。

会社に行くなら、行く。
学校に行くなら、行く。

だけど、退社届を出してから、
移住までには、実に4ヶ月近くも
あって、その間がじれったい…

宙ぶらりんなんですよね。

ビザの有効期間っていうのがあって、
早く行きたくても入国できないのです。

会社の仕事もどんどん減っていくし、
バイトしたくても短期じゃ誰も
雇ってくれないし。

ああ、自分は本当に待つのが
苦手なんだなあ、と知るのです。

1994年、東京の夏は暑かった。
大使館に学生ビザを取りに行くにも、
決死の覚悟で表に出ました。

移住は何でもなかったけれど、
日本の夏の外出には「覚悟」が
必要だったという(笑)。

移住前のことを思い出すと、
必ずあのジリジリとした暑さが
一緒に蘇ってきます。

ジリジリとした暑さは同時に、
ジリジリとした、待ちの期間の
焦燥感とも重なります。

つかの間の無職を体験し、
語学学校の学生になり、
大学院のMBAに移り、

そこでインターンという名の
バイトを見つけ、卒業と同時に
幹部として採用してもらう。

そして別な会社から誘っていただき
いつしか社長になって、後には
ロサンゼルスに移って独立し…

なんていう未来が見えていたから
移住を決めたわけではありません。

やるしかないな、と思ったから。
それだけの理由でした。

そういえば、52歳で会社社長を
辞めて、ひとりで稼ごう~と
思った時もまったく同じ感覚。

あんまり後先って、考えたり
しないみたいですね(苦笑)。

迷って、足を出し、引っ込めと
やっている時間が、きっと一番
もったいない。

2年前にハワイ移住プランをメインに
セッションしていたクライアントが、
いよいよ来月、正式移住だそうです。

なんだか、いろいろと思い出す夏です。

(8月下旬、移住記念日前にメルマガ「未来通信」で発信した内容です。)

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