既読スルーされた数だけ幸せになれるって本当? 書評/感想

「既読スルーされた数だけ幸せになれる」

SNSの「既読スルー」で悩んでいるクライアントさんがいまして、そういうことで、まったく悩んだことのない私などは、心のメカニズムがまったくわからなかったりするのですが(苦笑)。

ちょうど、心屋仁之助さんが、ブログである方の、こんな本を紹介されていました。

男性が書いた本ですが、女性に向けて、「男ってこうなんだよ」と、心のメカニズムの違いをやさしく説いた本。

これがですね、ひじょうに良いのです。

深い。わかりやすい。

あるあるだらけ。

もちろん、全人類を男、女、とふたつにわけられるわけではないのですが、「傾向」ってあったりしますよね。

(その傾向に当てはまらないことを悩むのはバカげたことなのでヤメたほうがいいです。)

じゃあゲイは? トランスジェンダーは?ってなると、ちょっと話が複雑になるのでやめておきますが、ちなみに私はこの本をどっち側で読んでいたか、というと、やっぱり「男は…」という記述の方に、共感してましたね。

これって、育った環境のせいなのか、それとも先天的に持っているものなのか。

不思議ではあります。

ただ、同じ人間ですし、ああ、そういうメカニズムで、心が動いているのか、とわかると、理解は進みます。

逆に、ああ、そういう風に取られていたから、あの時、うまくいかなかったんだ、すれ違ったんだ、とわかると、根本のところのすれ違いを正す解決策も見えてきて、救われるはず。

相手を変えるのではなく、自分がまず変わる

人は皆、「相手を変えよう」と必死になったりしますが、それは無理なんです。

自分が変えることができるのは、自分だけ。

自分が、言葉や態度やアプローチを変えることによって、相手が自然と鏡のように変わっていく。

それしかないんですよね。

それは勝ち、とか、負け、とかそんな低いレベルの話じゃない。

自分に寄り添い、互いに寄り添う。

そのための処世術だし、魂の成長の話なのだと思っています。

それでもダメなら、スルーしろ(笑)

それでも、どうしても、ダメ、うまくいかない、というのなら、

「切る」「断つ」「忘れる」(笑)

縁、というものがあって、互いの魂がもっと成長すれば、またいつかどこかで、きっと会えるでしょう。

人の悩みのほとんどは、人間関係、と言いますが、比べる人もなく、まったくひとりで無人島にいたら、それはそれで寂しく、辛いし。

映画「パッセンジャー」をご覧になるとかなり実感できるかと思います。

パッセンジャー | ソニー・ピクチャーズ公式
20XX年、新たなる居住地を目指し、5,000人を乗せた豪華宇宙船アヴァロン号が地球を後にした。目的地の惑星到着まで120年。冬眠装置で眠る乗客の中でなぜか2人の男女だけが90年も早く目覚めてしまう。地球では出会うはずもなかった、エンジニアのジム(クリス・プラット)と作家のオーロラ(ジェニファー・ローレンス)はまるで孤...

ということで、男女に限らず、人間関係をもっとスムーズにして生きやすくなりたいと願う方の必読書をおすすめします。

タイトルは、ごく一面しか内容を表していないので、気にしなくていいです。

男女の人間心理を描いて、秀逸な一冊です。

男女ともに、おすすめします。