今年に入って開いたばかりらしい小さなナチュラル・ストアをジョギング中に発見した。ジョギングは広いロサンゼルスでは散歩みたいな役目で便利だ。本当に散歩したら、とても行き着かない距離なのだけれど、車だと5分かからない。ジョギングで7−8分か。LAの距離感、いまだになかなか慣れない。
「Real Food Company」というこのお店。新鮮でオーガニックで、Non-GMO(遺伝子組み換えでない)アイテムにこだわっているらしい。表に堂々と書いている。もとは1969年にサンフランシスコでできたものだそうだ。
こういうお店を見ると、どうしても「高そう」と反射的に思ってしまうが、野菜を見る限り、まったくそんなことがなく、ホールフーズよりも安くて驚いた。
ずっしり重いセロリの束は1.99ドル。分厚い葉で瑞々しいダイナソア・ケールが一束1.99ドル。重さでいくら、ではなくて、束でいくらとわかりやすい。ホールフーズだと、ケールは1ドルほど高め。値段もともかく、鮮度がずいぶんと良いのを感じる。
奥に行くと、ホメオパシー系のものがズラリ並び、さらに自然系のコスメ、ドラッグストア関連、そしてデリがある。まだまだデリなどは存在を知られていないようで、閑散としている。もともと何か別なスーパーがあった場所らしい。ビバリー通りから入って、建物の裏手に、十分すぎるほどの駐車スペースが用意されている。
僕の家からだと、一番近いホールフーズへ行くのと同じくらい。あるいは混雑が少なめのエリアだから、逆に行きやすい。さっと来て、さっと買えて、ほとんどコンビニサイズだし、楽は楽。朝の生ジュース用のグリーンを買うには、ここがいいみたいだ。
このすぐ並びには、もうちょっと時間にもお金にも余裕ができてからメンバーになろうと思っている小さいけどカッコいいジムがある。ここから1分くらい歩くと、アパート探しの時に見に来て最後まで迷った部屋がある。土地勘が少しだけついた今ならどっちを選ぶだろうか…。今のところに何の不満もないけれど、なかなか贅沢に迷ってしまいそうだ。