独立したばかりの約3年前に、ブログ記事の中で、着る服が変わった、ということについて書いていました。
参考 フリーになって10日。10の変化をまとめてみた(後編)
これは、でも、独立のせいじゃなくて、実は「引っ越し」のせいだったのです。
同じロサンゼルス郡でも、それまで住んでいた郊外と、独立を機に越したビバリーヒルズ/ウエストハリウッドとでは、街の中ですれ違う「人」が違うんですね。
着る服も違う。着方も違う。
スタイルそのものも全然違う。
趣味嗜好、ライフスタイルも違う。
そういう人がマジョリティの街にいると、人そのものが壁紙効果になって背景を作るので、自然とそれに似合う自分に変わっていくようです。
この街に合うように、新しく買い揃えた服で前職に顔出すと、元社員が驚いた顔をしたものです。
「上野さん、イメージがすっかり自由人っぽく変わりましたね~」
などと口々に言いながら。
同じ頃、トライアスロンを始めて、体重も5キロ絞れた後でハワイに行ったときも、やっぱり言われました。
「なんか若返ってる!」とか。
「すっかり都会の人になってる!」とか(笑)。
住んでいる場所の影響力って、やっぱり多大だなあと感じます。
スタンダードというか、「当たり前」が一瞬で変わっていく。
人間の特性として、そこに染まろうと、自然と変化する。
昨年、仙台に行った時に、「東京と仙台とでは情報格差がある」という言葉を聞いて、ネット時代に何を…?と一瞬、混乱しました。
でも、街の中にいる人の装い、ふるまい、速度、街の音、光、風景、人の密度、それらすべてを「情報」ととらえれば、確かに「違い」は歴然です。
言った方の意味合いは、どちらかと言うと、そういうことだったかなと今は思います。
イメージを変えるなんて簡単だ!
人から見える「自分」を変えるのなんて、意外と簡単だな、と思います。
着てる服をガラッと変えればいいだけ。
髪型を変えればいいだけ。
髪の色を少し変えればいいだけ。
女性ならメイクを変えればいいだけ。
もう少し上級編を狙いたかったら、姿勢を変えればいいだけ。
仕草を変えればいいだけ。
表情を変えればいいだけ。
あるいは、意外に「声」の印象って、大きいですよね。
発声を学んで、声を変える。
話し方、ボリューム、トーン。
その印象次第で、人はいくらでも変われるものです。
↓ 私もさんざん悩んできましたが、声にコンプレックスがある方は、意外に多いもの。
このような本を読むと、声は後から変えられる、ということを知って驚愕します。
声が変われば、自分が変わる。なるほど、の一冊です。
人は、人を「印象」で判断している
人は、人を「印象」で判断しています。
ハワイにいた時代、昼休みにワイキキを闊歩していると、日本の方から英語で話しかけられるのが常でした。
ある時、「歩き方が違うから」、「姿勢が違うから」ローカルだと思ったと言われて、驚きました。
あ、決して顔の黒さだけではなかったのね、と知った瞬間(笑)。
人の雰囲気って、住む場所や、一緒にいる人たちが作っていったりするんですよね。
明るい人には明るい人が集まります。
堂々とした人には、堂々とした人や、そうなりたいと憧れる人が近づいてきます。
そして、皆、まるで共通言語のように、似たような態度、似たような服装、似たような姿勢になっていったりするものです。
それは別に、悪いことではないですよね。
私はどうせこんなだから、と意固地にならず、今年は「なりたい自分」を自由に演出してみてはいかがでしょう?
成功者らしい態度。姿勢。服装。
言葉遣い、人との接し方。
最も簡単にできる「笑顔」の効用は抜群です。
アメリカ人のように「歯を見せて」「口角上げて」笑顔をキープする練習すると、それだけで明るい人たちが集まってくるはずです。
人からの見られ方が変わると、自分の中身までつられて簡単に変わったりしてしまうから不思議です。
たまには「外観」から「内」を変えていくのも、アリだと思います。