ハワイで学んだ、今ここに集中してマインドフルネスを実現する呼吸法

皆さんは、気がつくといつもスマホばっかり、見ていたりしませんか?

クライアントさんの中に、スマホ依存から抜けられないで困っている方がいますが、そんな姿は街中でいくらでも見かけることができますね。

通知機能が、コンスタントにメッセージの着信を知らせてくるし、アプリも「あれしろ」「これしろ」とリマインド。

ただでさえ忙しい毎日を、より多忙で落ち着かなくさせてくれます。

それでなくても、昨日の後悔、明日の心配。

私たちの頭の中は、「今」以外のことで満たされまくっています。

せっかくの人生なのに、生きてるようで、全然、今、この瞬間を楽しめてない…。

今年はマインドフルネスという言葉も一般に知れ渡りましたが、これは心に静寂を取り戻して、「今ここ」に意識を当てること。

手段としては、瞑想をするのですが、お寺で座禅を組んで、というようなフォーマルなことは全然、必要ありません。

秋に、UCLAのオンライン講座で「マインドフルネス入門」を受けたのですが、その中では、歩きながら、食事しながら行う瞑想法なども紹介されていました。

一度、その感覚を覚えると、心がわさわさしたときも、何かにとらわれて抜けにくくなったときも、すっと自分を切り離せるようになっていきます。

そのきっかけは、姿勢と呼吸。

雑念が出たら、あ、出たな、と思って意識して、また呼吸そのものに意識を戻せばいい。

いたってシンプルです。

あ、これ、ハワイでも学んだわ、と思い出したのが、日本でも各種本が出て知る人ぞ知る、Dr. ヒューレンの「ホ・オポノポノ」二日間講座のことです。

講義の中で、何度も体験させられたのが、7つの呼吸法でした。種類が7つあるのではなく、とっても簡単なので、ぜひ皆さんも使ってみてください。

以下、手順です。

1.姿勢を正す。(呼吸しやすければ何でもいい)

2.親指と人差し指で輪っかを作り、右手のと左手のを鎖状にからめて、「無限」のサインをつくる。(8の字みたいなもの。これはやってもやらなくても別にいいです・笑)

3.ゆっくりと(頭で)7つ数えながら息を吸う。

4.肺に空気がたまった状態で息を止め、7つ数える

5.ゆっくりと7つ数えながら息を吐く。

6.肺が空っぽな状態で息を止め、7つ数える。

7.3から6の流れを、「7回」行う。

これだけです。

でも、これが効果絶大で、呼吸に集中しているだけで、気持ちがスーッと良くなるんですよね。

瞑想しよう、とか意気込むと、またハードルが上がったりもするのですが、これは、いつでもどこでも気軽にできてしまいます。だから効果的。

スピリチュアル系の教えなので、そこには理由説明も何もないのですが、私の超現実的な解釈はこんなところです。

  • 普段、せわしなくしていると、呼吸は浅くなってしまう
  • 浅い呼吸だと、十分に酸素も行き渡らず、自律神経が乱れてしまう(など、いろいろと言われています)
  • ゆっくりと呼吸をし、しかも止めることで、自然と深い呼吸になる
  • 副交感神経が優位になって心身がリラックスできる。生体のリズムを取り戻せる。
  • カウントに集中することで、他のことを考えにくくなる
  • 7つくらいが、ちょうど集中が途切れず、やりやすい。短くもなく長くもない。
  • 「今ここ」に意識を戻せる

この呼吸法は、本当に簡単にできます。

立ってても、座ってても、寝ていても。

時間があれば、2ラウンド、3ラウンドやってみても良いと思います。

瞑想、と言うと、難しいようですが、それを簡単に、ちょっと「体操」っぽく教えてくれているのが、わかりやすいし、伝わりやすいし、覚えやすい。

そういうことかな、と。

この呼吸法なら、慣れると、目を開けていても簡単にできます。

仕事中とか、会議中とかつまんない人との食事中とかにも(笑)。

過去や未来に心をとらわれず、「今」に意識を集中する。

心配も不安も悩みも怒りも苛立ちも、全部、息と一緒に吐き出してしまいましょう。

今年は、こんなマインドフルな体験もしていましたね。参考ブログです。

参考 マインドフルで静かな刺激に満ちた体験「The Life School」in 軽井沢