やりたいことをやれる自分になるために、セルフイメージを上げることが大事ですよ、と、よく言われますよね。
セルフイメージとは、「自分はこの程度」って、自分で決めている自分の限界。
あるいは可能性。居心地の良い状態。
セルフイメージって、目に見えないだけになかなかやっかいです。
一度、上げたつもりが、ステージが変わると周りのレベルも上がるので、また自信を失って、シュルシュルシュルっと、以前の状態に逆戻りしてしまったりして。
本当は、相対的に周りが上がったんだから、それを喜んで祝福し、その上で、また少し背伸びをして、いずれ追いついていけばいいのに。
落ち込んで、萎縮して、思考停止して…。
行動が止まってしまうのが、最悪な選択ですね。
だから、「これでいい」という終点がなくて、自分の成長に合わせて、セルフイメージはどんどん上げていかないとダメなんです。
自分との約束を守ること
セルフイメージを上げるのに、最も重要なのは「自分との約束を守ること」です。
「明日は早起きしよう。」
そう決めたら、ちゃんと起きる。
「明日は読書をしよう。」
そう決めたのなら、意地でも読む。
「明日はジョギングしよう。」
そう決めたのなら、覚悟して走る。
自分との約束を守るとは、自分で決めた「良いこと」に忠実になり、コツコツと淡々と実行するかどうかです。
これができると、小さな成功体験が積み重なっていって、「自分」を信頼することができるようになるのです。
「自信」とは自分を絶対的に信頼できること
自分を「絶対的に信頼できる」って、スゴイことです。
これが、すなわち自信。
「自」分 +「信」頼=自信
たいていの方は、仕事を持っていたり、人との約束事があったりします。
外のことや、他人がからんだことなら、嫌でも、無理してでも絶対にやるのに、なぜか、自分のことはおざなりになりがち。
それってつまり、自分を優先してあげてないということです。
極端に言えば、「自分のことはどうでもいい」「自分は二の次でいい」と宣言しているのと同じ。
「私は優先される価値がない人間だ」と自分で決めて納得しているのと同じなのです。
自分とした約束を守らないことが続くと、「自分は何を決めても実現できない人」「実行力がない人」「なまけもの」というようなセルフイメージが固まっていきます。
すると、何事にも自信がなく、億劫になり、臆病になり、挑戦魂も消えていきます。
誰にも叱られないし、不都合も起きたりしないので、自分で決めた締切や目標が守れないことには、鈍感になりがちです。
その状態に慣れ過ぎてしまうと、それが「おかしいこと」だと感じなくなります。
自分にとっては、ほらまたどうせ、とお馴染みのことだから。
それが一番、危ないことなのに、反対に、どんどん危機感が薄くなってしまうのです。
本来、目指すのは真逆のベクトルです。
挑戦しないなんてありえない自分になる
小さな成功体験を重ねて自信をつけ、セルフイメージを高め、「自分はやればちゃんとできるんだ!」と体感すること。
そのイメージができあがれば、今度は「やらないなんて、自分に対して失礼」とすら、思えるようになります。
やればできる自分に対して、常にベストを尽くしてあげないといけないのに、これじゃあ、未来の自分に恥ずかしい。
そう思って、どんどん目標を高くし、難易度を上げ、打たれてもへこたれず、自分軸をぶらさずに前に進んでいける。
挑戦しないなんて、ありえない、考えられない自分になっていきます。
だって、やればできるって、わかってしまうのだから。
コーチングのプロセスは、自分自身との関係性の見直しでもあります。
いかに今まで他人軸で生きてきて、自分を二の次にしてきたかを知る過程。
大切にすべきは、まずは自分自身。
自分軸を優先する。
自分を心から大切にする。
自分がほしいものを手に入れられるように最優先して時間と労力を采配する。
自分にとって最適な環境を整える。
自分にとってベストな教育を施す。
自分にとって最上のいたわりを提供する。
それがきちんとできてこそ、初めて人にもしてあげられるようになるはずです。
そのために、まず、自分との約束は絶対に守ること。
守る前提の約束であれば、無茶なことも決めたりしない。まずはそこから真剣になれるはず。
気軽に決めて、気軽に破らない。
それが自分にとって、とても無礼で、自尊心を損ねることになるからです。
この記事は、無料メールマガジン「未来通信」に掲載した内容をブログに転載したものです。
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