話せば長いことながら、私の寝室には、使っていないシングルサイズのベッドが一台、デーンとありました。
その横に、私がいつも使っているフルサイズ(日本で言うセミダブル?)のベッドが。
それだけあっても、まだ小さな机が置けるような、ロサンゼルスサイズの大きな部屋ではあるのですが、それでも、仕事をするのに、もっともっと大きな机がほしい。
できれば、部屋中、全部が書斎=オフィスであってほしい。
そんな願いをふつふつと温めて、早1年…。
重い腰をようやく上げて、「使ってないシングルベッド、売っちゃおう」と決心しました。
アメリカには、クレイグズリストという、無料のサイトがあって、元々は「売ります・買います」から始まって、人気大爆発。
今は、部屋探しから、仕事探しから、このサイトなしでは生活できないのではないかと思うほど、「コミュニティの掲示板」として機能しています。
以前も引っ越しで大量にものを整理しなければならない時に使って、大正解。
自己責任感覚が行き届いたアメリカ人のさっぱりした個人取引が気持ち良くて、今回もこのサイトを利用しました。
週末に取りに来る人が多いからと、木曜にサイトにアップ。
早速ポツリ、ポツリと連絡が入ります。でも、なかなか本気のバイヤーさんは現れない。
アメリカ人には、シングルベッドは小さいんですよね。子供用って感じ。
と思ったら、土曜になって、結構、近所にいるらしい男性からメールが来ました。
弟が大学の寮に入るので、シングルサイズを探していたと。日曜にふたりで見に来て、あっと言う間に決定。
使ってなかったベッドを売って、買ったときの半額以下ではありますが、175ドルになりました。
アメリカ人はこういうことになれているし、大きな車を持っているし、工具セットも持っているし、さっさと解体して、ふたりで抱えて持って帰りました。
本当になんてさっぱりとした取引。後腐れまったくなし。
どうせもう使わないし、シングル用の薄い羽毛布団やらシーツセットやら枕やらクッションまで、全部無料でおまけしてあげたら、とても喜んでくれました。
さてさて、その175ドルをフルに活用しつつ、IKEAでコーナーデスクと、それにつける横長机を購入。
今回は、とにかく表面積と奥行きにこだわりました。
そしてAmazonで、これだ!という気に入った椅子も買いました。
置き場所がなくて、買うのを待っていたレーザープリンター(兼スキャナー)も買いました。
とりあえずの完成形がこちらの写真というわけです。
いやあ、この4分の1くらいの表面積しかない小さな机で1年以上仕事していたので、だから時にライブラリに逃げ込まないと煮詰まってしまっていたのですが、もう大丈夫。
完璧です。
なんだろう、考え方をちょこっと変えて、思い切って行動するだけで、こんなに見事に違う生活が実現するんですよね。
かかった時間だって、正味2-3時間。
机と椅子の代金は、ベッドを売ったお金でほとんどまかなえたので、物々交換したみたいな感覚です。
最近、クライアントさんに勧められて下記の本を読んだのですが、あらためて、本当に環境が心身に及ぼす目に見えない力ってあるよなあと実感しています。
こんな机に腰掛けて、スマホやパソコンにイヤフォンマイクをつけて、世界のクライアントさんと密なセッションをしています。
私のブログもメルマガも、すべてここから発信中。
あらためて、断捨離&作業環境の改革、オススメです!