まだ占いに頼ってるの? 自分の人生は自分でしっかり舵を取ろう

コーチングと、カウンセリングと、コンサルと、セラピーとの違いが明確にわからない方は多いようです。

確かに、それぞれを実際に使ったことがある人だったり、業界内にいる方でないと、そこはうまく認識していないかもしれませんし、そもそも違いなんか、たいしてない、というか、どうでもいい(笑)。

でも、まさか占いや、手相や、スピリチュアルのリーディングと同じカテゴリーで考える人がいるとは、この仕事を始めるまで、ちょっと予想していませんでした(笑)。

一緒にNLPのトレーニングを受けたアメリカ人コーチの友人とFacebookで会話していたら、こう言われました。

「その手法がなんであれ、クライアントは悩みが解決して前に進めれば、なんでもいいんだよ。水晶球のサイキックと同じだと思ってくる人もいるくらいだよ(笑)。

でも、コーチングが他と違う、っていうことは、ちゃんと事前に説明して納得してもらわないと、期待値がずれて、後でたいへんだから気をつけるといいよ」

なるほど、そこはもしかしたら、今まであまり徹底していなかったかもしれません。

あらためて、それぞれの違いについて、アメリカで言われている定義なども取り入れながら、言語化してみました。

コーチングとカウンセリング、セラピー、コンサルの違い

とても簡単に言うと、カウンセリングやセラピーは、痛い、辛い、苦しいなど、マイナスの問題を解消するために行うもの、という言い方ができるかと思います。

どちらかと言うと、癒やす、悩みを解決する、心身の疲れやコリを取り除く。

そして、「生きやすくする」。

わかりやすく狭めて言うと、そんなイメージでしょうか。

コンサルテーションというのは、ある限定エリアの知識や手法を教わるものですよね。

そのジャンルや、「お金儲かり度」に比例して、金額も100万、200万、500万と、際限なく跳ね上がります。

東京オリンピックの招致を確実にするために、シンガポールのコンサルタントに払ったお金は、なんと2億2000万円でしたよね。

成し遂げたい、なりたい、という願望が強ければ強いほど、そして、その分野に特化した人が少なければ少ないほど、額も高額になっていきます。

それに対してコーチングは、自分の中にある、自分でも意識できていない夢や希望を明確にし、それを実現するために必要なステップを一緒に作って「自分がワーク」していくもの。

コーチは、その実現に向けて、時に叱咤激励し、時に事例などを用いて気づきを与え、時に鋭い質問ではっと目覚めさせ、二人三脚で伴走する存在。

目標へ向かう過程で心の障壁が見えれば、それを自分で解決できるように導き、究極の自立を目指します。

私の場合は、NLPのマスタープラクティショナーでもありますので、コーチングだけを学習してきた人とは違うスタンスでセッションに望むこともあるかと思います。

NLPにはセラピー的要素がふんだんにあります。

前に進むためにここを解決する必要がある、と思えば、重点を置いて、問題解決に時間をかけることもあります。

具体的には、トラウマの克服、苦手意識からの解放、自信を植え付けるための未来ペーシングなど…

日々、熟練度を上げつつ、提供できるサービスの内容もアップグレードをし続けています。

コーチングとNLPに共通する大切なことは、「人とは壊れたりしないものだ。だから治す必要はない」という原則にたっていることですね。

人の無限の可能性を信じ、潜在能力を引き出すことが、最大のゴールです。

エナジーリーディングや占いも嫌いではありませんが…

困ったとき、迷ったときは占いに、という方は、人から教えてもらうことに慣れているのかもしれません。

学校教育の続きで、「正解探し」をしている、という可能性も高いです。

あなたはきっとこうするといい。

あなたはこういう人だから、こういう道がよいと出ている。

あるいは、あなたの今のエネルギーはこうだから、こういう風に進んでいくと良い結果が出る…

そんな風に、人からこうするといい、ああするといい、とガイドされることが、とても助かる、居心地良い、というときもあるでしょう。

とくに、迷いに迷って、出口が見えない時は、何にでもすがりたくなります。

私も、スピリチュアルは嫌いではなく、その存在ももちろん信じています。

西洋占星術のプロに見てもらった時は、あまりにも過去の大きなできごとをズバリ当てられて、口があんぐり。

とあるスピリチュアル系の方に、当時、誰にも言ってなかったけれど、胸の内で苦しかったりしたことを指摘されたりして、驚いたこともあります。

魂の存在も当たり前に信じていて、アメリカのテレビで人気の、ミディアム(霊媒)の番組も、いくつかあるのですが、欠かさず録画して楽しんでいたりもするのです。

ただ、迷った時、困った時に、いつもいつも、人に頼らないといけないようでは、「生きにくい」と思いませんか?

自分の場合で言うと、自分で決めないと気が済まない性質でして、人の言うことに左右されて、うまくいかなかった時に、その人のせいにしてしまう自分もとても嫌なのです。

弱い心が出て、人に決めさせちゃった時ほど、後悔しまくりです。

あくまでも、自分が自分の胸と相談して考えて決めれば、失敗した時でも、潔く自分のせいと割り切れます。

そして、どうやって決めたか、そのプロセスもよくわかっているので、次回、間違った決断をしないために、そこに戻って思考法も修正できる。

それが成長ってことだろう、と信じていますし、例え痛みが伴うものだとしても、それこそが、人間として求めていかねばならないものだと思うのです。

自分が成長しなければ、もっと大きな問題になど、とても立ち向かっていけませんからね。

思い通りの人生を実現するには、「自分の成長」が不可欠

自分が本当にほしい結果とは何かと常に向き合い、それを見出し、実現していく手法を自ら考え出し、その実現に向けて戦略と戦術を作り、実行していく。

そのすべてに責任を取ることができなくては、本当の意味での「思い通りの人生」とか「自分らしい人生」など、実現できないはず。

きれいな言葉に踊らされて、ふわふわと夢見ているだけで何でも叶うと宣伝するような、「偽りのスピリチュアル」に騙されてはいけません。

本物は、決して意図的にクライアントを「依存」させるように仕向けたりはしないはずです。

私の仲良くしているスピリチュアルとか、風水とか、西洋占星術をされる方は、根底に必ずコーチング的要素を盛り込んでいます。

あくまでも「自分自身のちから」で歩き出せるように、それぞれの特徴を上手に活かしながら、そっと背中を押しているのです。

私の場合は、「コンサル系コーチング」という表現をしたりもするのですが、ある時点から、必要とされる場合、そして、それが「ふさわしい」と双方が納得できる場合においてのみ、コンサルテーションもセッション内に含めていきます。

テーマは、留学や移住のことであったり、キャリアの磨き方のことであったり、より良い転職のことであったり、起業、会社設立、小規模会社経営のことだったり、様々です。

最近は、「ひとり起業」のことをコンサルすることが多いのですが、まずはコーチングでメンタルな部分の準備が整うのをきちんと見届けてから、コンサルに入るように気をつけています。

でないと、思いがけないところで自分の心のブレーキにぶつかって、失速したり、足踏みしたり、あるいは逆戻りしたりケースもあるからです。

となると、私のやっていることに名前はつけにくいんですよね(笑)。

コーチングでもあり、NLPのセラピーでもあり、コンサルテーションでもあり。

ま、名前はなんでもよいではありませんか(笑)。ほんと、どうでもいいですよね。

自分の頭で考え、自分の言葉で表現し、自分自身で一歩一歩歩いて行く。

それが自然と身についていくセッション内容を心がけています。

それ以後の人生が確実に変わっていく、ひじょうにパワフルなプロセスです。

↓ 興味がある方は、こういう簡単な本も出ています。ひじょうによく描かれていると思いますので、参考にしてみてください。