Kindle アンリミテッドは「電子図書館」。プライム会員は無料で読書三昧

kindleunlimitedjapan

アマゾン、攻めていますね~。いいですね~。

いよいよ日本でも、図書館みたいに本がダウンロードし放題の「Kindle Unlimited(キンドル・アンリミテッド)」が始まりました。

月々980円払えば、一度に10冊も、電子書籍がダウンロードできてしまいます。

参考 Newsweek「日本版「キンドル・アンリミテッド」は、電子書籍市場の転機となるか」

Kindle(キンドル)という端末の普及で(アイフォンやアイパッドのアプリも含めて)、まるで本棚全体をいつも持ち歩いているような感覚でいられたわけですが、今度は、なんというか、移動図書館と共に動き回っている感覚でしょうか。

まだまだダウンロードできるセレクションは少ないですが、アメリカの動きがだいたい数年遅れで実現していく感じなので、そのうち、増えていくのでしょう。

一度に10冊しかダウンロードできないので、次々読みたかったら、図書館みたいに「返却」しないといけないわけです。

だから、本当に手元に残しておきたい良書、何度も読みたい本、マーカーで学習用に使いたいものは、ちゃんと後からお金を払って買うことになるんだと思います。

ああ、この著者、いいなあ、と思ったら、他のも読みたくなるわけですしね。

だから、お試し読みには、最適。

以前から、プライム会員は、月に一冊だけ、ご褒美的にキンドル本がダウンロードできましたが、今度は、980円足すと10冊まで。

読み終わったものは、「返却」すれば、すぐに次の本をダウンロードできてしまいます。

今のところ、セレクションは限られているとはいえ、どんどん増えている印象です。

しかも、雑誌が含まれているのは面白いですね。アイパッドできれいに読めて最高です。

雑誌も、著しく発行部数が減る中、それに合わせて広告収入が下がるのが一番の問題。

販売による収入よりも、広告収入の方をキープすることが何よりなので、こういう手段が成り立つのでしょう。

アメリカも、定期購読すると、ほとんどの雑誌が値段があってないような低価格になったりするので(たぶん郵送の実費くらい)、トレンドはついに日本にも、という印象です。

思い切って最初から参画した出版社さんは、理解ありますよね。最初に電子書籍大反対!ってムードだったのとは、少し事情が変わっている印象です。

私も、早速、大好きな「Tarzan」とか次々とバックナンバーを読みまくっています。

小説も、ビジネス書も、実用書も、雑誌も、漫画も、新旧関係なくそろっていて、ラインナップを見ているだけでもワクワク。

雑誌の他にも、すでに5冊のビジネス書を読み終えて、次の選択に。まだ10日間だというのに、どんだけハイペースか。

いつも月々1~2万円くらい、書籍代に使っている本オタクとしては、なんとも嬉しいサービスです。

初月は無料お試し期間。でも、きっと、このまま継続してしまうんだろうなあ~。

初月は無料なのですから、ぜひこの機会に読んでいただきたいなあ、と思う良書を下記にまとめました。

えー、これもあれも無料なの?と驚きの大サービスです。

ちなみに、「読んだボリューム分」だけの印税が、なんらかの形で計算されて、出版社さんに払われるようです。

ダウンロードしただけで、読まないと、印税にならないので、ぜひちゃんと全ページ読んで、知的財産の保護に協力しましょうね。

こういうのが出ると、どうしても「変化反対派」があれこれ唱えたりするのですが、時代の流れを止めることはできないのです。

映画も音楽もとっくにストリーミングになりました。今度は、本がストリーミングになる番です。

時の流れに逆って時代錯誤なことをしようとしてみてもダメなことは、過去にも証明されてきていますよね。

「じゃあ、どうしたら」ということを考えて、逆にこの機会を利用するくらいの方がきっと正解です。

コンテンツは、限りなく無料に近づいています。

それが世の中の大きな流れですが、それは、「今までの課金の仕方がうまくいかなくなっていく」だけ。

本が売れない時代、と何回言っても、売れるようになるわけではないですからね。

映画はもちろん、音楽業界も、先にこの波を経験してきています。

まずはダウンロード、そして今度はストリーミング。YouTubeに行けば、「公式ビデオ」があったりするわけですから、わざわざお金を出す理由がどんどんなくなります。

でも、音楽が売れなくても、コンサートを開催して、ロゴ入りタオルを売る。握手券を売る。そんな風にリアルな場での課金システムを構築して、皆さん、サバイバルに必死ですよね。

それはでも、「進化」のプロセスに過ぎないし、これからどんなことが起こるかわからないのだから、ひとつひとつに対応して、自分を鍛えていかないと。

出版社さん、著者さん共に、いろいろ創意工夫して、新しい市場を作り出していくタイミングなのでしょうね。

以下、ざっとラインナップを見渡したところで見つけたオススメの定番良書の一部です。

意外にセレクションがいっぱいあって、全然、見きれませんでした…。

これは自己啓発系ですが、小説も他のジャンルも、実にいっぱいあります。

お盆休み、夏休みは、読書三昧で、知的好奇心をお腹いっぱいに~!

絶対おすすめのKindle Unlimitedセレクション
人生や生き方を考えたい人の定番の一冊

ここでおすすめの無料本は、記事執筆時のもので、現在は有料に戻されている可能性がありますこと、ご了解ください。

【海外生活者向け Kindle関連記事】

参考 日本のアマゾンにアカウントを作ったのにKindle版の電子書籍が買えない現象を解決する方法

参考 Kindle アンリミテッドは「電子図書館」。夏休みは無料で読書三昧

参考 KindleとiPad。電子書籍を読みたい場合、海外在住者ならどっちを買うか

参考 セルフ・アップグレードに読書は必須。Kindleなら月一冊無料