すきま時間にはゆっくり休む。自分を壊さない時間の作り方

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やりたいことがあふれているのに時間がない

ライフコーチのセッションを受ける方の特徴として、潜在的に、「あれもしたい」「これもしたい」と願っているということがあげられます。

本人が意識してようと、してまいと、心の中にはエネルギーがあふれていて、充実感を味わいたくて、うずうずしています。

ひとたびフタをポンっと開けてあげると、出てくる、出てくる(笑)。夢や希望や、ワクワクの種。

こんなことができたらいいな。毎日がきっと楽しいだろうな。早くそれに近づきたいな。

そう認識して、一緒に次のセッションまでにやることをセットアップ。

計画上は、ずいぶんと進展しているはず…

なのですが、残念ながら、なかなか、絵に描いた通りにはいかないときがあります。

その原因のほとんどは、「時間がない」

それは、おなじみの言い訳ゼリフではなくて、「本当に」時間がないんですよね。

自分の管理能力を責めても仕方がない

時間は、どんな人にも平等に与えられている資産であるという言い方をしますが、24時間、どう頑張っても、それ以上、一日は伸びません。

  • 「時間管理がヘタで…」
  • 「ついつい眠気に勝てなくて…」
  • 「どうしても子どもの面倒があって…」

そうやって、自分を責めながら、なんとかすきま時間を見つけて、やりたいことをそこにねじ込もうとするのです。

でも、その努力は続かない。なぜならば、疲れてしまうから。

クライアントさんをナビゲートしつつ、一日の時間割を整理していくと、そもそも、時間を作ることが物理的に無理なことが判明したりします。

  • 起きて、ご飯の支度して、通勤して、働いて。
  • 帰宅して、ご飯食べて、子どもを寝かせて、自分も寝る。

その生活リズム、パターンのどこにも無駄はなく、すきまなどありません。

ある人は、深夜残業が当たり前の暮らしを何ヶ月も続けていて、疲労困憊状態。

そんな人がすきま時間に休まなかったら、心身を壊してしまいます。

仕事が変えられないのなら、職住接近が今すぐ現実の選択ではないのなら、まったく別なアプローチで対応していかないと、夢に近づくライフスタイル改善はできませんね。

セッション中に合意した試行錯誤4つの案

これは、とあるワーキングマザーの場合ですが、セッションを進めながら、時間を創出する抜本的な解決策を話し合っていきました。

今回、クライアントが選んで決めたのは、こちらの4つです。

コーチの仕事は、あくまでも問いかけること。選択を示すこと。その中で、何を選び、決めて、動くかは、クライアント次第です。

1.子どもに合わせて早寝して、早朝時間を作る

7時過ぎないと起きてこないという子どもと旦那。だったら、朝の「ひとり時間」を有効活用。そのためにも早く寝て、十分に睡眠を取った上で朝、すっきりと「ひとり朝活」に励んではどうか。

2.通勤短縮のために異動願いを出す

車で1時間強かけての通勤は、かなり負担。幸い、店舗がたくさんある仕事なので、未来を優先して、職住接近を主眼に異動申し立てをしてみる。それで、一日2時間以上も楽になる算段です。

3.旦那に土日の半日、子どもを預ける

自分のやりたいことをすることに罪悪感を感じず、未来のためにと話し合って、自分のしたいことをする時間を作るため、土日の内、半日だけでも、ご主人に子どもの面倒を見ていてもらうよう依頼。

4.仲間に手伝ってもらう

実現したいことに賛同してくれている仲間とも話し合って、やらねばならない作業について
分担を相談してみる。

さて、もうすぐあれから1ヶ月。

彼女の努力は、報われたのか…?

セッションで気づきや学びを得て、それを行動に映して、現実からのフィードバックを得る。

そしてそこからの学びをセッションで再びアウトプットし、その後の対策のために軌道修正。

それが、毎月のコーチング・セッションで行うことのメインです。

コーチングで自分を掘り起こして、たくさんの夢が見つかったとしても、時間がなくては、未来への準備もうまく進められません。

今の生活を見直して、人の助けを上手に借りて、すきま、じゃなくて、本物の時間の塊を見つけたいものですね。

時間に関しては、いくつか過去にも記事を書いています。ぜひ参考に。

参考 時間は買える。増やすこともできる。頭を柔軟にして、優先事項は何かを考えてみよう

この記事は、無料メールマガジン「未来通信」に掲載した内容をブログに転載したものです。
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