2年前の今日、ホノルルで初めてトライアスロンに挑戦しました。友人、知人らから、盛んに出ようよ~と誘っていただいていたのに、なかなか経営者時代にはできず。
1998年からフルマラソン歴は積み重ねてきたというのに、トライアスロンは未体験。
練習する時間が…と言い訳していた気もしますが、実は「長距離を泳げない」ことが、一番のネックだったかなあ、と振り返ると思います。
ハワイにはあんなにきれいな海があるのに、と言われるかもしれませんが、「教える場」が意外にないのです。
自分が知る限り、大人の水泳教室のようなものが、ワイキキで働く人々に便利な場所にはなかったと思います。
トライアスリートのためのスイミングクラブに通い始めたのは、ロサンゼルスに移ってから。
自転車もなかなか高価なものを購入して、着々と準備。
やっと巡ってきた初挑戦の場は、やはり懐かしのホノルル。友人らもたくさん出場する「ホノルルトライアスロン」だった、というわけです。
馴染みの場所で、コースもよく知る環境で、天気も完璧。緊張感はまったくありません。
参加者も、日本人率がとても高く、日本語の講習も事前にあったので、不安材料は全部払拭してくれました。
水温も高く、波のないアラモアナ・ビーチパークの海は、初心者にとても優しかった。
心配だった海でのスイムも、遠回りしながらも難なくこなし、終わってみれば、2時間40分台という、初めてにしては上出来のタイムでした。
体験談はこちらのブログ記事参照
「初トライアスロン無事に完走!ホノルル・トライアスロン完走記」
あんなにハードルが高く見えたのに、やってみれば、なんてことなかった、というのが感想で、皆も口々に言うのですが、フルマラソンの方が、体力的にははるかにたいへんです。
それはもう、比べ物にならないくらい、たいへん(笑)。
そっちを何度も何度もやっている自分には、単にテクニカルな側面をクリアするだけで、後は楽しいことこの上ない体験だったのです。
あーあ、こんな風に、『やらず嫌い」というか「やらずに怖いと思っていること」「無理と決めつけていること」って、あと、どのくらいあるんだろう。
やってみたら、案外、さらっとできちゃうことって、他にも結構あるんじゃないかと、あらためて思うのでした。
そういうことって、誰しも経験があるのではないかと思います。
たくさんの人の前で話す体験とか、大きなプロジェクトを任されてリーダーを務めるとか、メディアに出るとか、発表会、コンクール、テストに挑戦するとか…。
目の前にそびえる大きな壁、と思っていたものが、挑戦してみたら、あれ、これだけか、と思えるようなこと。
やってみたら、あれ、できちゃった、という体験。
確かに挑戦する前の準備や、本番前の緊張はとんでもないもので、たいへん過ぎて、二度とやりたくない、と思うかもしれないことでも、冷静に考えてみれば、ヤる前と、やった後では、自分の内側の何かが変わっているはずです。
それを、「自信」という言葉にきちんと置き換えて認識し、自分をアップグレードする糧にしていくと良いと思います。
そこで、上手にできなかった、とか、自己批判は禁物です。
そんなのどうでも良いではありませんか。挑戦してみたら、とりあえずはできた。その事実だけで、十分ではありませんか?
そのことを認め、褒め、ねぎらってあげましょう。
そして、確かな自信として、新たな挑戦へのエネルギーに変えていきましょう~