この時期、Facebookを眺めるのが、とても楽しいです。というのも、日本の友人らが、こぞって素敵な桜の花の写真をアップしてくれるから。
何年、海外に住んでも、千鳥ヶ淵の桜並木の下を、花吹雪を浴びながら歩いた瞬間の記憶が蘇って、心がプルプルと震えます。
桜フェチになって、「超いいね!」というのを押したりしてしまったり、「もっと上げて」とリクエストしてしまったりするのですが、日本にいる方々でさえ、めったに見れない風物詩なわけで、海外にいたら、数年に一度、たまたま出張した瞬間に出会えるかどうかという、千載一遇の光景だったりするわけです。
まあ、ないものねだりしてもしょうがないので、早く、「桜が今週見頃みたいだから、さくっと日本に行ってくるわ」と、これだけのために身軽に動ける自分になろうと努力することですね。
いや、別にやろうとしてできないことじゃないかもしれませんが、まだまだ心の柔軟性が足りないのかな。
一年中、日差しが強くて暖かそうなロサンゼルスも、やはり冬は気温が下がりますし、緑は枯れ、庭園からも色彩が消えていきます。
上がったり、下がったり、三寒四温と言うには、あまりにも微妙な温度差を経て、暦以外はどう変化したかわからないような時間の経過にもかかわらず、時期が来ると、必ず緑は息吹き、花は蕾をつけるのが不思議です。
私の住む家の周りは、なかなか小洒落たお家が多くて、この辺の決まりでもあって、庭はきちんと手入れしないといけないことになっているようです。
最近は、水不足のために、水やりを必要としない庭に変えることを政府が補助金を出して推進していて、だんだんとアリゾナ化しているのですが、それでも、まだまだ季節の花を咲かせる木々は残されているところが多いです。
よく見かけるのが、バラ。
赤や白、黄色、オレンジなど、さまざまな色や形があるもんだなあと感心しますが、花屋さんで花束になって売られている上品なのとは違って、野性的でおおぶりなのが多いですね。
でも、だからこそ魅力があって、惹かれてしまいます。
トップの写真は、パロスバーデスという丘に建つ友人の家の門の辺りに咲いていたバラです。
住んでいる街の風景をお見せすると、うちの近所の一角は、例えばこんな感じ。これはマグノリアの花。肉厚の花弁が特徴で、2月の終わりから3月にかけて咲くようです。あっと言う間に花はなくなりました。
下の写真は、上の写真のほぼ向い側にある家。小さな庭ながらハンモックに揺られたり、芝に腰掛けて談笑したり。
日曜だったので、小さなお子さんのいる家族のだんらん風景が和やかで、思わず写真に。
下は、少し離れて、ジョギングで30分ほど行ったところにある、本物の「ビバリーヒルズ」豪邸エリアの入り口、です。
本物の超豪邸は、もっと丘に上がって、上の方にあるんですよね。
高いところからの絶景とセキュリティ(静けさやプライバシー含め)を、お金出して買う、ということでもあります。
でもまあ、入り口でも十分、豪華です。そして、本当にきれいに整備されている。
ロサンゼルスは、かなりエリアによって住んでいる人が違うのですが、裕福レベル、という意味合いにおいては、家や道路を見ることで、すぐにわかってしまいます。車を運転していても、あ、雰囲気が変わったな、というのは、とても良く感じられます。
庭の手入れの具合、道路のきれいさ、家の大きさ、置いてある車で、一目瞭然なんですね。
経済的な状況、価値観によって住む場所を選ぶんでしょう、きっと。
子どもがどんな学校に行き、どんな子どもたちと一緒に育っていくのか、ということも重要な問題。
その辺の、高低の差が歴然と見えるから、だから、なるべくなら皆、アッパーへと背伸びしてでも行きたがる傾向はあるんだと思います。
以下、走ってる途中に見かけて撮った花の写真、それから植物園で以前に撮った写真などを並べておきましょう。
春のロサンゼルスは、まだまだ続きます。というか、冬になるまで、ずっと春って感じもします(笑)。
こちらはつつじです。ロデオドライブの住宅地側に入って、すぐのところのお庭です。
これは多分、どこかの植物園。
まだ若干、早いのですが、4月後半とかでしょうか、ジャカランダ、という紫色の花をつける木々が見頃になります。
それはそれは不思議な色の花で、ラベンダーの少し濃いような感じが、桜ほどではないですが、枝を埋め尽くして咲くのは、遠くからでも目立って、見事です。
ハワイでは、ミリラニや、マウイ島のクラなど、少し丘の上の涼しいところでしか見ることはなかったのですが、ロサンゼルスはそもそも涼しいので、探すとあちこちに咲いています。これも見頃がとても短い花。まもなく咲きますね。
国旗が出ているから、メモリアルデーとか、その近くに撮った写真でしょうか。
DIYの大型店には、必ずガーデニングの大きなコーナーがあって、いつも色とりどりの花が咲いています。
これは、植物園の中のバラ園。パサデナの、「ハンティントン・ライブラリ・アート・コレクションズ・アンド・ボタニカル・ガーデン」という超長い名前の植物園です。
これは誰かの庭ですね。
観光バスも止まる、ビバリーヒルズの名所。この看板のすぐ後ろに、バラが少し咲いています。豪邸は、この後ろから、ずらり。
ビバリー公園の看板の後ろに咲いていたバラたちです。
一部の写真の加工の仕方でわかるとは思いますが、きれいな写真が撮れたら、インスタグラムでアップしています。
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