新しい部屋に引っ越してきて9カ月。もともと荷物は最小限にしてから来たので、最初に、収納作業をした後は、とくに大きな片付けをすることもなく過ごしてきました。
旅も多く、3カ月は留守にした計算なので、この部屋で過ごしたのは、実質、半年。
しかし、気づくと、雑誌は山となり、ファイルボックスもあふれそうになっていました。キッチンだけは毎日使うので、すごく整理され、きれいになっていますが、とくに書斎と呼んでいるダイニングルームの一角が厳しい状態。掃除は行き届いているものの、モノの整理は後回しにしてきました。
いろいろと一区切りついたのを機に、いよいよ今がその時、と立ち上がります。大きなダンボールいっぱいに入った雑誌や書類の山を取り出して、その横にあった雑誌の山を切り崩し、そしてベッドルームの本棚にも横になって山になりかけていた本や雑誌があるのを思い出して、格闘すること2時間。
なんと、台所用の大きなごみ袋5つ分のゴミが出ました。思いがけず、かなり大がかりな「断捨離」となりました。
保険や投資や銀行、カード関連の書類は、極力デジタル化するために、プリンター兼スキャナーで取り込んではEvernoteに入れていきます。捨てるのはまだちょっと心配なんだけど、オリジナルをファイルするほどのこともない書類がほとんど。
ちゃんとスキャンスナップとか買えば、自分はおそらくすべての紙をデジタル化するくらい、オタクぶりを発揮しそうなのですが、今はそこまでやっていません。オリジナルは、小型のシュレッダーで一応、細かく刻みます。
雑誌は、「デジタルでいつでも見れる」種類は思い切って捨てました。取っておいても、二度とページを開くことはないだろう、と思うものも、もちろん迷わず捨てました。そしたら、雑誌と呼ばれる種類のものは、ほとんどなくなりました。もともと一過性の、流れていく情報ばかりなんですよね、雑誌は。タイムリーでなくなったものは、用済みとなるわけなので、思い切って処分して正解。
断捨離作業が完了すると、それほど散らかっていたわけではないのに、何だか心が軽くなったように気持ち良いのです。床にかかっていた重力も減ったせいか、部屋も幾分、軽く、そして明るくなった気がするから不思議です。
こうやって片付けをしてみると、モノと一緒に、いろんな荷物を肩の上に乗せて暮らしているんだよなあ、というのも分かります。捨てていいものがそこにある、でも今すぐは捨てられない。それだけで、なんとなく心にひっかかりが残ってすっきりせず、頭がわさわさしたような状態が続いていたのでした。
実は物置スペースがいくつか部屋にあるのですが、その中は、まだ片付けの余地がある中途半端な状態で残してあります。文房具などを入れているカートも、だんだんとグチャグチャになってきて、断捨離で提唱している7割程度に納めなさい、というルールからはだいぶオーバーしています。
今はちょっとやるべきことがまた溜まってきているのでそれに集中することにして、これは、年末にがっつり取り組もうと思います。
家の中のものはまだまだ減らせる。どこまで減らせるか、チャレンジを続けることにします。