朝、友人のミカちゃんと、ハロウインの衣装で着飾った娘のハナちゃんと一緒に素敵な朝食を食べた後、ラスベガスを後にして、一路、東へ向かいました。
4時間半、途中に休憩を一度入れただけの一気ドライブで午後2時半頃、グランド・キャニオンに到着。その間、美しい岩のような山が立ちはだかったかと思えば、何十キロも真っ直ぐな平原の道が続きます。
「次の休憩所は55マイル先」とか看板が出て、思わずパニック。時速80マイルで走り続けているので、55マイルは40分。ガソリンは大丈夫か、トイレは大丈夫か、お腹は好きすぎてないか、水は…などと、一瞬の間に思考を駆け巡らせながら、寄るか寄らないかを決めます。
たまたま寄った休憩場所は、ルート66の面影を遊び心いっぱいに再現したウイリアムズの街。グランド・キャニオンまで1時間弱という絶妙なロケーション。ああ、もう少し時間があれば、ゆっくり寄れるのになあ、と思いつつ、ひたすら車を走らせました。
そして、車一台25ドルの入場料を払ってパークの中にずんずんと進み、駐車場から数分歩くと、それはそれは広大で雄大で、息を呑むほどの景色が待っていました。
今日は天気も最高。気温は22−23度ながら、日差しが猛烈に強くて、ジリジリと痛いほど。我々は車の冷房でちょっと冷えたのか、上着を着てちょうど良いくらいでした。
いくつかある展望エリアでは、皆が「写真、撮ってくれませんか?」と頼んできます。アジア人だから?と思ったら、相方にも頼んでくるので、ふたり、何だかボンヤリしているせいか、頼まれやすいのかな(笑)。
皆、礼儀正しいし、「そちらの写真も撮りましょうか?」と必ずオファーしてくれますね。
今日は、アメリカ人もいっぱいいましたが、中国の皆様、そしてロシア語らしい皆様方がグループでたくさんいらっしゃいました。
もしロサンゼルスからバスツアーで来たのだとしたら、また同じ道を帰っていくんですねえ。自分で運転しないとはいえ、バスだとゆっくりだろうから、片道5時間はかかるでしょう。たいへんですねえ。
それにしても、うまく作られたもので、車からはまったく見えないところにあるんですよね。ちらりとも見えない。グングン走って行って、駐車場からさらに歩いていって、やーっと姿を現してくれる。長いドライブの末にやっと辿り着いた場所だから、より有り難みを感じるのかもしれないですね。
午後3時半頃、圧巻の景色を後にした我々は、2時間弱のセドナへと向かいました。いやー、それにしても良い天気だった~。秋の旅は最高!