あっと言う間に、2016年の2月も、3分の1が終わります。ドキッとしますね~、あんまりにも時間が早くて。
皆さんの1月は、どんな感じでしたか? 願っていた通りに、有意義なものになりましたか?
年末年始は、なんだか不思議な魔法を使って、「万能感」や「希望感」をふくらませてくれます。
新しいことを、あれも、これも、と考えて、なんだか全部やれる気になって。
やったらスゴイことになる空想にワクワクして。
でも、1月になって、やってみたけど、あれ、なんかたいへん。なんか、毎日、忙しい。
あれ、なんか、続けることが難しい気が……。
うーん、やっぱり、自分には無理だったんだ。
もともと、手に余る事だったんだ。
そもそも、望んではいけないことだったんだ。
残念ながら、そんな風に自分を納得させて、結局、また元の生活に戻っていく。
私たちは幾度となく、そんなことを繰り返してしまいます。
ライフコーチを受けても同じこと。
セミナーでも同じこと。
良い本を読んだときも、同じこと。
その時は、希望に満ちあふれて、万能感いっぱいで、あれもできる、これもできる! そんな自分って、スゴイ!
そんな風に思うのですが、やっぱり同じような結果になることが多いのです。
なぜかというと、「忙しいから」。
毎日、暇で困ったなあ~という人は、今どき、珍しいですよね。
とくに、私の読者にはそんな方はいないと思います。
皆、何もしなくても、そもそも忙しいのです。
なのに、そこにただ「プラス」したら、どうなるか。
あふれるに決まっています。
それは、別に皆さんの能力の問題ではなくて、時間管理のスキルがどうのじゃなくて、とっても単純な摂理なんです。
すでに満杯のコップに、さらに水を足したらどうなるか。
⇒ あふれますよね(笑)。
スキマ時間ってものがあるじゃないか、と時間効率派の人は言うかもしれません。
確かにある程度、やりくりは可能かもしれません。
でも、人間はロボットじゃない。機械じゃない。
疲れます。
休息が必要です。
そして、やることは次々、突発的に現れます。
だから、まず、すべきことは、「引き算」なんです。
コップにいっぱいの水を、半分位、捨てる。
つまり、今の生活から「やめられること」を探してやめる。
それだけです。
それをしないで、無理やり新しいことを入れても、結局は、続かなくなります。
詰め込んだらいいってことじゃないのです。
読書、健康やダイエットのための運動、睡眠、家族や大切な人との時間。
そんなことを将来のために考えて、実行しようと計画した人もいると思います。
では、そのために必要な時間は、どうやって工面しますか?
それを考えないで、とにかく、あれもこれも、とブルドーザーのように始めてしまう人がいますが、結果はなかなか現れません。
それどころか、そんなことをしても、2ヶ月も続かない。
2月は、そういう意味で、正念場です。
年末年始に計画したこと、夢見たことが、ちゃんと続くのかどうか。
あるいは、ついに始められるのか?
まずは、今やっていることの中から、やめられることは何か。それを見つけましょう。
テレビは何時間見ていますか?
ニュースとか義務で追っていませんか?
Facebook、だらだらやってませんか?
スマホゲームなど、やってませんか?
人の噂話で何時間、費やしていますか?
意味のない無駄な会食、してませんか?
飲み会、いったい何時までやれば気が済みますか?
そもそも、働き過ぎていませんか?
日本の会社員さんは、とくに、働き過ぎです。
長時間労働は、心にも身体にも最悪です。
それって、本当にやらないといけない仕事ですか?
そんな会社の常識、本当に守らないとだめですか?
人と違う行動を取るのは、そんなに怖いですか?
週に40時間、というのが適正な労働時間である、といつしか決められていて、それはなんとなくわかるなと私も思います。
それでも長いけど(笑)。
いや、正直、自分はもっと働いてますけどね。
でも、好きなときに好きなように働いてて、ちゃんと休んでもいます。だから続きます。
だらだらしよう、というのではなくて、未来に向けて時間を使うために、今の時間の使い方を見直さないで、ただ、新しいことを詰め込んでも、それは結果、クラッシュしますよ、続きませんよ、ということです。
続かなければ、習慣にできない。
習慣にできなければ、何やっても身にはなりません。
だから、まずは「引き算」なんです。
思いっきり日常の断捨離をして、ゆったりと新しいことが入る隙間を用意して、それから、新しい日常づくりについて取り組む。それが、うまくいくやり方。
では、今月も充実の一ヶ月を!
この記事は、無料メールマガジン「未来通信」に掲載した内容をブログに転載したものです。
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