昨日、妹が、これから放射線治療に入る父親とスカイプをつないでくれで、ほんのちょっとではありましたが、元気な姿と会うことができました。多少、痩せたようには見えつつも、明るく元気そうな笑顔で安心しました。
突然、胃がんだと診断され、あんなに元気なのに?と、本人含めて信じがたい状況ではあるのですが、皆で静かに受け入れています。これからのことはまだまだ分からないし、今月末にゆっくりと帰って、家の片付けしたり、様々なことを家族で相談したりしてくる予定です。
「ほら、海が見えるんだよ」って、妹が窓の外にiPadをかざして見せてくれました。東京湾ではありますが、きれいな青い海の風景が広がっていました。僕も帰省する度に、病院の前を通って幕張メッセまでの往復小一時間を走るので、同じみの光景です。
ブログ用に写真を探しましたが、あれ、おかしなことに全然、出てきません。市立病院だからなのか、何なのか。
アメリカでは医療も立派なビジネスとして成り立たせようと必死なので、宣伝材料には事欠きません。僕が病院の広報ならば、通りを渡れば海という贅沢な立地にあることが一目瞭然の写真をばんばんSNSでシェアしまくってもらうのですが、日本の病院は謙虚というか、商売気がないというか。ベストな写真が、これ↑でした。病院が宣伝したら不謹慎、みたいな感じなのでしょうか。
病室から眺める海の風景とか、車いすで散歩する光景とか、カラフルなウインドサーフィンとか、意味は無いけど、最高に惹かれそうな場面がいろいろあると思うのですが、なんとももったいないぞ。それほど患者さんでいっぱいなんでしょうかね。
本来、こんな風景が病院から見えるはずです。カモメのモチーフがかわいい美浜大橋。なかなか絵になる場所です。橋の向こうは、すぐ海浜幕張。
ジョギングで行くと、アッという間に着いてしまう距離ですが、病人とその家族にとっては、ちょっとばかし面倒な場所であるのは事実です。検見川浜や稲毛海岸など、近くのJRの駅前からバスで行くのが最も安上がり。でもバス停まで歩くし、バスを待つのもたいへん。となればタクシーしかありません。複数人で行くなら、それもありかな。
せっかく会社員からも卒業したし、場所に縛られない働き方ができるようになったことだし、日本は3週間から4週間くらい、思い切って行ってみようかなとも思っています。1週間以上滞在するなんて、2000年以来かもしれません。最初は2週間って勝手に思っていたのですが、それって何でだっけ?と考え直してみたら別に理由なんてありませんでした。いつまでも習慣的に旅の期限を決めてしまうようですね。
そんなこんなで、もしロサンゼルスのど真ん中で一カ月くらい暮らしてみたい人がいたら、ぜひこっそり下のコメント機能を使いながらご連絡ください(表示はされませんので)。9月最後の1週間から10月3週目くらいの間、と思っています。