フィードバックが受けられるiPad用の子供向けインタラクティブゲーム「Osmo」が新しい

play osmo

小さな子供に静かにしていてほしいなあと思った時、iPadを手渡す親は多いようです。レストランではよく見かける光景だし、一緒に御飯を食べに行った親子もほとんどの場合にそうするのを目撃しています。

さっきまで落ち着きをなくしていた子どもが、目を生き生きと輝かせながらゲームやビデオに夢中になっていく姿は、親が示すちょっとした罪悪感の表情とは裏腹に、とても純粋です。自分も同じ立場に置かれたら、きっとそうするだろうなあと思います。

子どもは極く自然にiPadが使えるし、何の違和感も抵抗もないまま、普通に「オモチャ」としてあれこれ試しながら、一瞬で使い方を覚えていく。ちょっと分からなくなると親に聞いて解決しては、また没頭していく。人形で遊ぶのと、iPadで遊ぶのとは、それほど変わらないのでしょう。

今年80歳になった父親に、昨年iPadとシニア向けの写真満載の教本を買ってあげたけれど、ほとんど一度も触ることなく僕の手に戻ってきました。まだ言葉もままならない乳幼児が嬉々として操作しているのに、たくさん生きてきて、知恵も豊富な成熟した大人が使えないというのは、考えてみればとても不思議な現象です。そもそもやろうとしないのだから、できるわけがありません。

では、なぜ触ろうとしないのでしょう? 好奇心の欠如、知らない世界への不安や恐怖、できないと知ることの恥ずかしさ、新しいことを覚えることへの面倒臭さ…? ワープロとか携帯メールとか、ひとりになった時に飽きずに練習して、ちゃんとできるようになっていくタイプの人だったのにな…と、自分のアテが外れたことにがっかりしましたが、ま、押し付けるのが間違いだったですね…。

さて、Facebookを眺めていたら、iPadで使える新しい「カメラ+アプリ」の宣伝が出てきました。IT系のものだと、僕は迷わずクリックしてしまうので、どんどんこういう宣伝が配信されてきます。世の中の進歩を常に肌で感じていたいアーリーアダプター(単にWannabeかな)なので、広告、大歓迎。

その商品とは、「Osmo」と言って、上の写真の赤いカメラとスタンドのセットがそう。iPadの画面に映し出される画像の通りに、同梱されたブロックを組み合わせていくと、カメラがその様子を読み取って、「できたよ」という合図をくれるのです。

この積木アプリが「Tangram」。その他にお絵かきアプリの「Newton」、アルファベットのブロックで言葉を覚える「Words」という全3種類のソフトが今現在、開発されているもの。今後、このカメラ機能を使った斬新で創造的なアプリがたくさん出てくるのかもしれません。

遊び方は、このビデオを見ると、一目瞭然。ただやりながら真似をするのではなくて、カメラがついたことによって、やったことの「フィードバックを受けられる」のが新しいわけですね。なんかワクワクするな、こういうのを見ると。他にもいっぱい使い道が考えられそう。

カメラとスタンド、積み木ブロック、アルファベットのブロックなどがセットになって、定価99ドル。配送開始は10月。今ならキャンペーン中で、アーリーアダプターの皆さん向けに49ドルで先行発売中です。クリスマス商戦に向けて、って感じでしょうか。価格的にも値ごろ感たっぷりですよね。