本日パーティーDay。5カ月過ぎてのハウスウォーミング

house cooling party

アメリカでは引っ越して、少し落ち着いた後に、ハウスウォーミングパーティというものをやったりします。

住んで間もない頃、どこもかしこも借り物のようで、確かに何か落ち着かない。でも、人をお呼びして、たくさんの料理をするのにキッチンを使い倒したり、洗い物をしたり、洗濯するものを増やしたり、ゴミを増やしたりしている内に、だんだんと借り物の家に遠慮がなくなってくる。

とりあえず綺麗に、丁寧にと気を使っていた場所が、一気に身体に馴染んでくる過程。

お迎えしたゲストたちと繰り広げる会話。空いていくワインやビール。散らかりまくったおつまみや料理やデザート。そして皆の寛いだ顔。

このプロセスを経るだけで、借り物の部屋はすっかり自分の家となり、大好きな温かい空間に変わっていくものです。

ハワイに来るまで、自分の部屋に人を呼ぶなんてことはほとんどなかったし、そこで料理を振る舞うなんて、ありえなかった。親の家にいた時は自分のゲストなど食事に呼んだ記憶なし。人の家にいくのは結構、多かったかもしれませんが、人数が多ければ多いほど、緊張しないで楽しめましたね。

だからハワイに行ってから、小さいながらも友人を招いて一緒に料理したり、洗い物をしたり、そのお返しに今度は呼んでいただいて訪ねて行っては、たらふく美味しいごちそうをいただいて、なんてことを素直に楽しめている自分を不思議に眺めている、もうひとりの自分がいたものです。こういうこと、自分もしたかったんだぁって。

ハワイでは、近所に住む社員にも来てもらったりして楽しかったので、ロサンゼルスに来てからも、機会があるごとに公平に「全員に」声をかけて、テキトーに集まって、テキトーに帰る、アメリカンなパーティをしていました。

ロサンゼルスに来てからは、実は毎年、恒例行事のように引っ越していまして(笑)、今の場所は4カ所目。2番目の部屋に越した時にちょうどパートナーがハワイからロサンゼルスに移ってきたので、一番人を呼んでいたっけな、と思い出します。

3番目の部屋の時は、家にもいろいろ問題あったし、引っ越した瞬間、あ、これは違う…と自分が違和感たっぷりで馴染めず、ふたりの仲もぎくしゃくしたりして。結構、早々に彼がハワイへ戻ることを決めたことなんかもあり、人を呼ぶきっかけを失っていました。

やっとスタッフを呼べたのは、ひとりになり、退職・独立も決まり、引っ越しまで3週間という時期になってから。こういうのは何ていうのでしょう。「ハウスクーリングパーティ」?(笑)。上の写真はその時のものです。1歳時と子犬が主役。食べ過ぎて、飲み過ぎて、ロサンゼルスマラソンまで間もないのに、翌日練習ができなくて焦ったのを覚えています。今見ると、もう「誰の家だっけ?」って感じのよそよそしさかな。

次の場所へ行ったらまたすぐにやるね、なんて約束しながら、すでに5カ月と少し。まるで余裕がなくて、試行錯誤の繰り返しでジタバタしながら、遅々として進まない仕事に焦りながら、終日机に向かう日々でした。今も何ひとつ変わっていませんが(苦笑)、真夏の暑い時期に、さらに皆に部屋を温めてもらおうかな、部屋じゃなくて、ひとりで篭って仕事してる自分をまず温めてもらわなきゃな、と思える程度には、周囲が見えるようになってきたのかもしれません。

皆も何かいろいろ持ってきてはくれるのですが、過去の経験から、結構、主食は自分が作らないと危ない感じ。皆に先回りしてメールしたメニューはこんな感じでした。名前だけはカッコつけてますが、果たしてうまく作れるのでしょうか。今日は8人くらいなので、ダメならピザでもオーダーしましょう(笑)。

  • 有機玄米炒飯
  • いちごとアボカドのサラダ
  • うわさのヴィーガンカレー
  • 夏野菜のパスタ

夜も更けて気分が乗ったら、家から5分のウエストハリウッドへ「LGBT体験ツアー」に繰り出すかもしれません。

お、そろそろ料理を始めないと…。