無料のレポート「セルフ・アップグレード成功術」を読んでくださる方が続々と増えています。ありがたいことです。
この中で提唱しているのは、人生のビジョンであるライフプランを作ろう~ということなのですが、きっと作りながら、目標にしたいことがいっぱいできたことと思います。
さて、では、その目標に向けて、一歩一歩、近づいている実感はあるでしょうか?
その答えがYes なら本当に嬉しいのですが、実際のところ、多くの方の答えは、「No」かもしれません。
目標って、たいてい大きいですよね。そして、遠いところにありますよね。あまりにも遠くて、大きくて、実感ができにくいものだったりするのではないでしょうか。
では、さらに質問です。
その目標にたどり着くために、何をしたら良いか、具体的に見えていますか?
もし、この質問への答えが「No」であるならば、きっとゴールはずっと近寄ることがないまま、何カ月、何年と過ぎていってしまうかもしれません。
多くの方が間違ってしまうのは、フォーカスが「目標」に行ってしまうこと。本来は、目標にたどり着くための「プロセス」にこそ、フォーカスをしていかなくてはならないはずです。
マラソンの例ですみませんが、3時間30分を切るというのは「目標」でしたが、それを達成するための練習メニューという「プロセス」がありました。
今日は何をどのようにする。
明日は何をどのようにする。
1週間後、1カ月後には何をどのようにする。
それらがきっちりと明記されたものが、専用チャートになっていて、さらにそれらを、Googleカレンダーの一日、一日のスケジュールとして落とし込んでいました。
こんなことをしたのは、実は初めてです。今まで、何度か挑戦しても、自己記録更新がうまく行かなくて、これはやはりシステマチックに考えて、行動をしない限りは無理なのではないか、と思うに至りました。
持っていた何冊ものトレーニング本を再度読み直し、これだ!と思った一冊を参考に、自分のスケジュールに合わせて、可能と思われるメニューを作成。あとは、多少の柔軟性を持たせながら、毎日、コツコツと楽しみながら、こなしていったのです。
練習そのものが、自分には「楽しみ」でしたし、楽しめる「工夫」をいろいろしていました。ご褒美も与えてあげていましたし、やらないと後が辛い、というネガティブなプレッシャーもちゃんとありました。続けるためには、メンタルなケアも必要だからです。
これは、単にメニューやプロセス、というよりも、「システム」と呼ぶにふさわしいものなのかな、と思います。
やってみてつくづく実感しましたが、目標達成に不可欠なのは、この「システム」なのですね。
例えば、200万円というセールスを達成しなくてはならないセールスマンがいたとします。
ひとりのお客様の単価がだいたい20万円だとしたら、10件、売ってこなくてはなりません。
成約率が15%くらいとするならば、10件の成約を確保するのに、150件は商談をしなくてはならない計算です。
実働日が30日与えられているとしたら、一日最低でも5件の商談をしなくてはならない、ということが分かります。
ここまで分かれば、あとは潜在顧客のリストを手に入れるか自作して、コツコツとアポを取り、日々、目の前の商談に集中していくだけです。
熟練するごとに、成約率は上がっていきますので、後半は案外楽になって、計算よりも早く達成できる可能性もあります。商品を説明して、気に入っていただいた時の感動。成約後に会社に戻って皆からほめられた時の喜び。自信がついて、さらに人の役に立てるようにと勉強し、顧客から感謝の言葉をいただいて感じる貢献感。目標に達成した時の達成感や充足感。賞賛、プライド…。そんなことをモチベーションの種にしながら、脇目をふらず、コツコツと、淡々と、やるべきことを続けていくことが、あなたを目標へと近づけてくれるのです。
1000万円貯金したい~。
年収を10%アップしたい~
ハワイに移住したい~。
そうやって、目標を掲げるのは良いのですが、ただ眺めていたところで、状況は何ひとつ変化していきませんよね。その目標へたどり着くためには、どのような行動が必要か。何を、いつ、どのくらいやればいいのか。それを見つけて、瞬間、瞬間、できることにエネルギーを集中する。
それが、目標達成に不可欠な「努力」ということです。
よく頑張ってる、と言いますが、何に対して頑張るのか、照準が定まってないのにもがいても、どこにも行き着くことはないでしょう。
そして、そういう努力を「楽しむ工夫」も合わせて考えられる人が、きちんと続けることができて、目標にどんどん近づいていけるのです。
ひとりではなかなか難しい…。
それはその通りだと思います。仲間がいると達成率は大いに上がります。
そして、メンターやコーチがいたら、もっと上がるかもしれませんね。
達成したい何かがあって、やり方が見えないという方は、ぜひこちらをご覧になってみてください。