アメリカのメジャー航空会社の国内線に乗ると、「Skymall」という通販カタログがポケットに入っていたりします。どのエアラインと契約しているのか分かりませんが、表紙にロゴ、そして最後の数ページがそのエアラインの広告になっていたりして。でも、明らかに、エアラインによって差し替えているんですけどね。
その中にある商品の奇抜さと言ったら、日本の航空会社の機内販売カタログの比ではなくて、いやあ面白いのです。
その話はまた今度、ゆっくり書くとして、今回は、デルタ航空のオフィシャル機内誌の方に載っていた広告が目に止まりました。それが上記の写真。
いやあ、今までどうしてなかったの?と不思議に思うんですけど、これはズボンに入れないで、外に出して着るため専用シャツ「Untuckit.com」の広告です。
ズボンに入れるためには、当然、ある程度丈が長くないとなりませんが、そうすると、外に出して来た時には長過ぎる。そしてBulkyと言ってるのですが、ダボつく感じでしょうかね。それが嫌みたいで、このシャツは、「丈が短く」「裾が真横に近くフラットになっていて」「幅が狭め」になっているシャツ。外に出して着る時に、一番美しい状態でデザインされているのです。
カジュアルファッション的には確かに外出しの方が圧倒的に今っぽいし、それってかなり前からでしたよね。今後もしばらくずっとその傾向は続く気がする。とくにアメリカ人はお腹出ている人が多いし、タックするより外出しの方が普段義では圧倒的に多く思えます。
こういう外に出した時にカッコイイことを前提に作ったシャツがもっともっと出てきてもおかしくないのに、なぜ出てこないのかな。
5月にハワイに行ってアロハシャツを幾つか買いましたが、かなり身体が絞られた今、とうとうSを選ぶようになりました。しかし、それでも肩幅は合うものの、ボディはぶかぶかで困りました。ウォルマートとかで仕入れた激安アロハなので(でも柄は良いですよ。お気に入りばかりです)お直ししたら、そちらの値段の方が高くつくでしょう。いっそ生地を買って、自分でパターンを作って縫ってしまいたいくらいです。難しいのかな、裁縫するのって。
さて、Untuckit.comを見てみると、まだシャツの種類はそれほど多くありません。しかも無難な感じのデザインが多いかな。ちょっとこれほしい、って思わずオーダーしたくなる感じではない。細身に作っているとは言うものの、あんまりそう見えないなあ…。これだけ丈を短くしちゃうと、見慣れてないせいもあってか、少し違和感?
まあ何はともあれ、これを機に、他のメーカーやブランドも、そういうものをたくさん作ってくれるといいと思います。ほとんどのシャツ、僕には丈が長すぎて外出し不能です。だからカジュアルシーンではポロやTシャツばかりになってきちゃって残念です。
でもまあこうやって試しに思わず見てしまう広告でした。「人のやってないことをやる」って言うのが、まずは大事ですね。ここからどんどんセンス磨いて、発展していくといいなあと思いました。