「セルフ・アップグレード成功術」を読んでくださった方からメールをいただくことがあるのですが、70歳を超えた男性1名、女性1名から、お便りを頂きまして、感激しました。
いずれもフェイスブックでつながっている方々で、そして今もまだ現役でお仕事をバリバリされていらっしゃるんです。
それどころか、いただいたメールには「次のキャリア」のこととか、「新しく始めた学習のお話とかが書いてあって、本当に嬉しくなります。
定年後も30年以上続く人生
70歳と言えば、人生がもし80年だとしたら、あと数年の寿命。すでにカウントダウン状態にあると言ってもよい年齢。と、自らおっしゃたりするのですが、今もお元気で活躍している方には、年齢には何の意味もなかったりするのですね。
実際、今は、人生100年時代と言われるようになってきていますから、70歳でもまだあと30年、人生を楽しめる可能性があります。90年だとしても、20年もある。
70歳になって、以前の感覚で、人生を閉じるような感覚になっている場合ではなかったりします。
それにしても、赤ん坊が30歳になるのと、同じ時間があるって考えるとものすごい長い人生ですよね。
皆さんも、自分が生まれてから30歳になるまでの長い道のりを思い出してみてください。
新しいことを習得するにも、まったく違う人生に再チャレンジするにも、十分過ぎる時間ではありませんか?
50歳ごときで人生終えてる場合ではない
ライフプランニングをテーマにしたセミナーを何度かしてきましたが、50歳前後の方々が、セミナー後、こんな風に感想を言ってくださるのを聞いて、ある意味、嬉しく、ある意味、複雑な思いもこみあげたりしています。
「良いお話でした。ぜひ息子に聞かせてあげたいわ~。」
「こういう話は娘にこそ聞かせたいですね。私はもうあれだから。」
あれあれ…?
僕と同年代の方々が、何だかもう自分の人生プランはどうでも良いかのようなトーンだったので、余計に気になりました。
僕は本気で人生100年と信じています。そうでなくても若く見られるし、健康体そのものなので、人生を120年くらいに設定しても、あながち大げさじゃないのかもしれないと思ったり(笑)。
100年だとしても、まだやっと半分ちょっと来たばかりなんですね。
120年だとしたら、折り返してすらいないことになる。
あと50~60年「も」ある人生、どんな好きなことをして、有意義に過ごそうかなぁ~と、ウキウキしたりするわけです。
これまでいろんなことを体験してきて、ノウハウを積み重ね、実力も磨き上げて、さあ、今から本物の花を咲かせるぞ!と意気揚々。
まだまだ成長できると実感してるから、ボーっとTVなんか見てる場合じゃない、とか、ついつい自分を戒めすぎる傾向もあったりします。
そんな時間があったら本を読み、セミナー受けたり、身体を鍛えたりして、自分をもっともっと高めたいと思ってしまう。
でもまあ、その位が老け込まなくて、ちょうどいいのかな、とも思います。
未来形の自分を子どもに見せ続けよう
ライフコーチを受けてくださるクライアントさんも皆、同じです。
40歳だろうが、50歳だろうが、皆さん、人生をこれからだと、未来形で語る方ばかり。
だから、もう人生終わっちゃった感覚で言われると、ビックリしてしまうんですね。
「あなたのようなライフコーチに私もなりたい。」
「ハワイ移住を計画中なので、英語をぜひものにしたいと一念発起して習い始めました。」
70代のおふたりからのメールは、そんな内容でした。
どちらの方も、「このことを考え始めたら、心がウキウキして楽しくて仕方ない」と言うのです。
素晴らしいではありませんか。大いに明るい刺激をいただきます。
ハワイでも、ロサンゼルスでも、年齢に関係なく何歳からでも新しいことを始める方がたくさんいます。
60歳過ぎてからキャリアを180度変え、見知らぬ土地で、見知らぬ人に囲まれて心機一転。
そんな姿を日常的に見せられています。だから、40や50ごときで、老けこんだようなことを口にする方に出会うと、とても不思議なのです。
息子さん、娘さんに聞かせてあげたい、と言ってくださるのは、本当に嬉しい事ではあります。
だけど、自分の言葉で、お母さん、お父さん自らが夢や未来を語ってあげてはいかがでしょうか?
彼らは親をじっと見ています。
親が見本となって、子どもたちに、年齢にこだわらずチャレンジし続ける姿を見せてあげたら、彼らも自然と、その後をなぞっていくに違いありません。
親が自分をもう終わったかのように口にしているようでは、子どもが未来に夢など抱かなくなるのは当然でしょう。
自分のためにはもちろんですが、子どものため、孫のためにも、豊かなライフプランを描きましょう。
いくつになっても関係なく、夢を見ながら生き生きと暮らしていこうではありませんか。
誰が笑ってもいいから、馬鹿みたいに大それた夢を見ましょう。
そしてそれを語っていきましょう。
★以前、年齢について書いて、フェイスブックでたくさんの反響をいただいた記事がありましたので、こちらもどうぞ。
「年齢なんてどうでも良いではないか。とりあえず生きたいように生きちゃえば」