先生が○○ちゃんをエコヒイキしてる〜
ってのは、子どもの頃、よく聞きましたよね。
で、先生に訴えるのではなく、エコヒイキされてる子の方を虐めたり。
妬みって、怖いって思って、離れて見てました(笑)。
でも、自分が上司になったり、ときに先生役をやったりすると、
エコヒイキする人の気持ちはよくわかります。
かつて、とても「エコヒイキしてくれた」上司たちの気持ちも、
よくわかるんですよね。
それはコーチである今も、同じこと。
単に好きとか、嫌いとか、合うとか、合わないとか、じゃなく、
求めてくるか、コミュニケーションしてくるか、
成長意欲をむき出しにしてくるか、好奇心に輝いているか、
そんな相手の「態度」に反応してるってだけなのかな、って思う。
ハワイの私立大学でMBA取得していたときも、
講師の先生たちは、あからさまにエコヒイキしてましたよね。
「君ならわかるだろ」なんて言いながら、
発言上手な学生をディスカッションで指名したり、
大人同士の軽口なんかも、叩いてた。
(のを、羨ましく見ていました…)
私も時々、オフィスを訪ねたり、メールで質問したりするようになると、
先生は、途端にクラスでも親しげに話しかけてくれるようになりました。
頑張ってるな、学ぼうとしているな、
という姿勢が伝わっていたからなんだろうなと思いますし、
単に「知っている」ということが、親しさを生むのだとも思います。
ザイオンス効果、という、関わりの「頻度」の話でもあります。
(これについては、また今度)
自分が上司になると、やっぱりつきあいが濃くなりますし、
この会社のために、貢献しよう、仕事で成長しようという
意志表示してくるスタッフには、こちらも応え方が変わりました。
率直に、嬉しいし、無理難題にも、愚直に応えてくれるしね。
コーチとして、今はメール無制限サポートしてますけど、
利用できる人と、できない人(しない人)と極端に分かれます。
できる人は、日々の嬉しかったことや、学んだことを
ヒョイッと気軽に送ってくる。
すると、こちらもそれに答えて、チャットコーチングが始まったりする。
もっと好奇心を膨らませられるようなヒントや、
参考になりそうな情報を送ってあげたりするから、
セッションの時間を待たずして、
クライアントの学びも成長も、何倍にもふくらんでいくわけです。
人のアクションを待っているだけだと、なかなかそうはいきませんよね。
自分から、まずは問いかけをする、働きかけをする。
そういうの、とっても大事なことなのだな、と今はわかります。
甘えるとか、頼る、とかが苦手だと、損しちゃうところですね。
子どもの頃、エコヒイキされていた子は、
決して可愛いから、じゃないのです(きっと)。
拗ねて、無愛想に殻に閉じこもっちゃった人は、きっとずっとわからずじまい。
「好奇心」や「意欲」の表明がそこにはあり、
教え人が、持ち前のサービス精神で応えていただけ、ってことなのかもしれないのです。
思いを、恐れずに伝えるって、大事ですね。
結果、こういうことにつながるのだと思います。
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