答えは人に聞くな。自分だけの正解を見つけられる人になるために

何でもすぐに人に聞く人

ググれカス

という言葉があります。

グーグルで検索すれば、すぐに見つかる答えを、

労力をかけずに、すぐに人に聞いてしまう人に対して、

ネット用語的に広まっったもの。

2008年の現代用語の基礎知識に初めて掲載されたようですので、

まあ、年季の入った言葉ですね。

その頃から、検索が生活の中に当たり前に入り込んできたのでしょう。

面白いのは、英語にも

Google it!

という同じ意味、同じ口調で吐かれる言葉があること。

まずは、自分で調べろよ〜、と、無邪気に人の時間を奪う姿勢に対して

イラッとした感覚を表現したくなるのは、万国共通のことのようです。

自分で調べないと本当の答えはわからない

世の中には、どうやら「すぐに調べる人」と「すぐに聞く人」の二通りいるようです。

その中間には、「放っておく人」という大きな湖が広がっていそうですが(笑)、

私はなるべく知らないことは、すぐに「調べる」ことを習慣としています。

検索窓に言葉を入れると、一瞬で答えが返ってくるのに、

わざわざ人に聞くのは時間の無駄に思えるし、

人の説明を聴くのって、面倒じゃないですか?

よっぽどその道のプロで、その人が精通したことならばいいけれど、

そうでもないことを、体系立てて教えるなんて、無理、無理。

だったら、自分で調べちゃった方が、一瞬で済むでしょう。

このことが、どうしてもわからないんだよな〜っていう経験は、

ほとんどありません。

思いつかないほど、ない。

検索するときの言葉を何度も取り替えたり、つけたり、引いたりしていると、

ふと、あ、これ!という正解にたどり着いたりもするものです。

調べている内容にもよりますが、日本語になくても、英語にあることも多いです。

ニュースサイトにある場合もあれば、Wikipediaだったりすることもあるし、

Yahoo!知恵袋みたいな、人々の質疑応答の中に隠れていることもある。

そのパズルを見つける感覚が楽しいし、知らなかったことが、突然

立体的に知識となって自分の中にインストールされていく感覚は、

なんか、気持ち良いんですよね。

物知りになるより検索に熟練した方が得

今の時代、物知りになる必要はない。

でも、「検索する力」があるならば、という但し書きがつくでしょう。

クライアントからの質問にはなるべく丁寧に答えるようにしていますが、

「それ、検索に入力すれば、一発で答えでるでしょ」ということを聞いてきた場合は、

「検索してみて」とひとことで返す場合もあります。

自分の時間を無駄に使うなよ〜ということじゃなく、

コーチングのゴールとして、

自分で答えを探し出せる人になる、

というのがあると信じるからです。

もちろん、人を頼ること、そのものが悪いということじゃない。

人に甘える、頼る、投げかける、託す。

それが、健全にできてこそ、未来も明るくなります。

甘えベタは損をする