一軒家に住むのって怖くない?
長いこと、セキュリティシステムのついたマンションタイプの部屋に住んでいたので、
一軒家って、なんだか物騒だな〜という印象がありました。
昨年、家を見に来たときに、不動産のエージェントさんにも相談したんですが、
彼らの家は、別に高価なセキュリティシステムなど契約していないとのこと。
ガードのいるゲートがあって堅く守られているわけでもないのに、大丈夫?と思いましたが、
「今は、これがあるから、全然OKなんですよ」
と見せてくれたのが、上の写真の「リングドアベル」というシステム。
ピンポーンとなるドアベルなのですが、そこに高解像度のカメラがついていて、
スマホと完全連動。
人が近寄るだけで、ビデオは作動し、スマホでライブ中継されます。
月々300円程度払えば、そのビデオはクラウドにもちゃんと格納されていて、さかのぼって見ることができる。
WiFiでつながっているだけなので、家にいなくても、外でも、海外でも、
誰かが家に近寄れば、ビデオが立ち上がってスマホにお知らせが来ますし、
スマホとドアベルがつながって、インターフォンのように音声通話も可能です。
警察も頼る優れシステムがたったの2万円
そのシステム、高価なの?と思ったら、まあ通常でも2万円もしないのですよね。
配線もいらないし、ウチも彼らの家も、建築用の両面テープで貼ってるだけです(笑)。
暮れに、アマゾンのセールで、エコーのスピーカーとセットになって、
1万3千円くらいで売っていたので、即、買い。
もう、これなしでは生きていけない二人になりました。
警察もよく知っているので、以前、向かいの家のトラックがいたずらされたか何かしたとき、
「オタクのリングビデオに映ってなかったですか?」って、聞きに来たほど。
そんなに遠くを感知するようには設定してないので、作動すらしなかったのですが、家に来たら、一発でした。
ま、子どもたちが、鍵のついてない自転車を家の前庭に乗り捨てておけるほど、
のどかで静かな場所なんですけどね。
主流のブランドがいくつかあり、アメリカでは、今はコストコでもどこでも売っている
マストアイテムになっています。
すごいのは、「うちの庭にこんな人がいたよ〜」とか「コヨーテ出現」とか、ビデオ付きで近所の情報が回覧されてくること。
自治会的な感覚で、皆で安全を確保しましょうね、っていうムード満点。
ちゃんとプライバシーは保って、距離を置きながら暮らしてはいるけれど、
でも、こういう未来型の「ムラ社会」の核となる仕組みでつながるコミュニティ。
すごく安心感があります。
知ってるか知らないかで見える世界が変わってしまう
日本にも、どこの国で作られたものかわかりませんが類似商品が多数売ってたりしますよね。
あおり運転の影響で、車載カメラが売れているとか。
あれも、やっぱりないよりあった方がいいし、躊躇するような値段でもなんでもない価格で、
ものすごいことが実現されているわけです。
こんな風に、ITがどんどん生活を便利にしてくれているから、
未来はもっと楽で、もっと身軽で、もっと安価で、もっと安全で、
いいことばっかに違いない。
そんな風に、楽観して生きるのが得策です。
でも、「知ってる」と「知らない」とで、その感覚が全然、変わるものなんだと思います。
だから、「オブソリート」になっちゃ、ダメってことなんですよね〜。