海の季節にプラスチックごみについて考える

( 7月上旬のメルマガより抜粋)

アメリカは昨日は独立記念日。

アメリカが、最もアメリカっぽく輝く日かな、と思います。

国の誕生日をこうやって祝える素直な国民性、文化、教育って、いいですよね。

愛国主義と軍国主義は違うのですが、日本の場合は、

終戦後の刷り込み教育が、ちょっとその辺をごっちゃにされた感がありましたが、

最近は線引されて、日本大好き〜が言いやすくなってて嬉しいです。

私も、海外出てから、日本が大好きになりました。

大阪のG20も、今の日本が世界にできる最大限のアピールができてた気がするし、

日本らしい静かなリーダーシップの発揮っていうのもあるよなあと感じさせてくれて、

好ましく拝見しました。

海洋のプラスチックゴミ問題について、グローバルに話し合われたのも、素晴らしい成果ですね。

2016年の優れドキュメンタリー「プラスチック・オーシャン」を、 以前ネットフリックスで観たのですが、

多少は聞いたことのあった海洋ゴミの現状に、ガクゼンとし、涙がこみ上げてくるほどでした。

人間の叡智が創り出したものなんだけれど、自然世界と相容れないものがあり。

便利、安い、を追求したことで出てきた不都合たち…

それらが、実際に、たくさんの命を奪い、自分たちにも深刻な影響が押し寄せてきている事実。

その問題の壮大さに気が遠くなるのですが、でも、きっと解決策はあるはず、と信じたい。

日本に行くと、コンビニでなんでもミニプラスチック袋に入れられてしまうのですが、

要らない、という隙間もないほど、皆さん、流れ作業で動作が早いので、

それはそれで感心するものの(苦笑)、

デフォルトで袋に入れようとしないアメリカのコンビニに慣れていると、戸惑いもします。

日本の空港でお菓子のお土産買って帰ると、アメリカ人は苦笑いします。

まるで、マトリョーシカ人形みたいに、次々にラッピングが現れて、

実際のお菓子は、本当に軽くて小さいものだったりするから。

まずは「過剰包装大国」の日本から、お手本をって感じですよね。

日本人は、意識高くて「エコ」大好きなんだけれど、それ以上に「便利」が大好き。

だから、身近に見直せることが、いっぱいあります。

それは「解決策」への余白がいーーぱいあって、良いこと(救い)だと思っています。

ドキュメンタリーでは、もちろん袋以外にもたくさんのプラゴミがあるのを教えてくれます。

6パックの缶ドリンクホルダーとか、歯磨きやスクラブに入っているマイクロビーズとか。

魚や、魚を食べる鳥の死骸を解体して出てくるプラゴミのボリュームを見たら、

魚が食べにくくなってしまうほどですし、

まるで自分が犯した罪の証拠を見せられているようで、辛いです。

良かったら、こちら、ご覧になってみてくださいね。

きっと、あちこちで、日本でもアメリカでも、同様の映像、情報はあふれてきていますよね。

まずは、知ることから始めましょう。

日本がこの分野で世界のリーダーシップを取れるとしたら、本当に素晴らしいことだと思います。

ドキュメンタリー「プラスチック・オーシャン」予告編

https://youtu.be/57jv8vBIUHI