パーソナルなつながりを生み出すための交流会におじゃまして、
ときに、ちょっとした違和感覚えるのは、
初めて会う方々が、「会社の名刺」を出すことです。
アメリカでは、あまりない光景ですが、日本では、ごくごく当たり前、か。
自己紹介だって、会社名から先に出たりしますからね。
でも、定年したらどうするの?
あなたは、いったい、どこのだーれ?
ってことに、会社員時代って、なかなか気づかないものですよね。
私は、32歳で一度、会社員を辞めて、ハワイ大学の英語学校に通う「学生」に戻っちゃいました。
20歳前後のやる気のない子たちと一緒に、無為な時間を過ごしたくはない、と
すぐにそこを出てMBAとかに行くわけですが、
しばらくは「どこにも属していない自分」と向き合わざるを得ず、
拠り所のない、フワフワとした落ち着かない状態を体験しました。
ああ、属するって、すごく居心地の良いことだったんだなあって、初めて知るのです。
2013年夏に、いよいよ会社卒業を決意。
社内幹部の間で承認されて、もう逃げ場がなくなって。
いよいよ、「属する」暮らしから、永遠に離れる時が来た…
というときに、読んだ一冊の本は、本当に心に染みました。
自分は、なんにでもなれる。
いや、過去にも、そうだったんだ。
自分は、思うものになれたんだ。
なのに、なろうとしてなかった!
それに気づいて、ガクゼンとしたのですが、まあ、今からだって、遅くない。
そう思って、向かい合ったときのことをセキララに書いたのが、この記事です。
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今も、クライアントには、個人の名刺を作ることを、絶賛おすすめしています。
プライベートな場で、会社の名刺を出すのは、ダサすぎる(笑)。
会社の経費を、そんなところで無駄にしちゃいけないし、
何より、会社員のあなたは、「あなた」のほんの一部のはず。
会社に人生のすべてを預けたような勘違いを、自分にさせちゃいけません。
会社の名刺を出さず、会社の名前と部署名も言わずに、
軽やかに自己紹介できる人になりましょう。
あなたはだーれ?は、仕事だけじゃない。
あなた自身を彩る、カラフルな固有の味付けを教えてほしいのです。