もっと払う勇気。節約の罠に要注意

こないだ、NHKのニュース7を見ていて(ダラスでもやっています)なんの話題か忘れましたが、あ、きっと、「いざなぎ景気」を超える戦後2番目の好景気の話かな?

「実感ありません」という方々がインタビューでいろいろ言わされているわけですが、

「やりくりがたいへんなので、10円でも安ければ、そちらに買いに行きます」

と、昔ながらの決まりゼリフみたいなことを言うシングルマザーさんがいらっしゃいました。

昭和50年くらいに、その言葉を聞いた覚えがあります(笑)。

そのときは、そんな風に生きないといけないもんなのかな、とか、美徳に思わされていたかもしれないのですが、その後のバブルで価値観はぐるりと入れ替わりましたよね?

の、はずが、今、まだ、昭和50年には生まれてなかった方が、同じことを言う。

明らかに、誰かの刷り込み、です。

 

実際問題、10円安いかどうかなんて調べている暇はあるのか?

少し遠くに行くだけの時間の余裕はあるのか?

それだけのリサーチ力と時間があるのなら、10円くらいすぐに稼げるだろうに、と思ってしまう私は意地悪でしょうか(苦笑)。

 

思考停止、って怖いな、と思う。

被害者意識も、ちと怖い。

節約を強いる空気感って、やっぱり人のマインドを縮ませてしまい、自由な発想、のびのびとした意欲、壁にぶち当たることを怖れない強靭さを育むことを、邪魔しちゃいます。

無駄なことにもお金を使え、というのではなく、10円の違いでものを選ぶような価値観を捨てて、

ほしいかどうか、こんまりさん風に言えば「ときめくかどうか」で選ぼうよ〜

 

10円高いの買っても、家計には響きません(笑)。

セルフイメージを継続的に損ねて、立ち直りを遅らせるだけ。

お金はもらうもの、と決めていると、ついつい「節約」だけが、自由になるお金を増やす手段になってしまう。

お金は生み出すもの、創り出せるもの、と思えば、自分に投資、未来に投資、という考え方も生まれてくるのに。

 

ニューヨークの友人が、こんな秀逸な記事を書いて、あちこちでシェアされていました。

NYの2000円ラーメンを笑う日本人に
教えてあげたい「景気の話」

拍手喝采。

皆が皆、「安さが一番」と決めこんで、ケチケチばっかりしてるから、そのお金が自分にも回ってこないのです。

払いたくない人ばかりだから、「あなたにも皆が払いたくない」のです。

負の連鎖、ですよね。

 

世界各国、健全なインフレで、物の値段はどんどん上がっています。

そして、収入もちゃんと上がっています。

世界の中の貧乏人にならないためにも、貧乏マインドは卒業しないといけない。

 

ついつい自分もAmazonとか見てて、あ、こっちが10ドル安い、とかやりがちなので、まったく同じものなら、まあわかるけれど、そうでないのならば、パッと見つけた、

今の自分にとって「ベスト」なものをサクッと選んで、あとは気持ちよく払って、気持ちよく使える人になりたい、と思います。

 

この友人の記事。

私は心屋仁之助さんがFacebookでシェアされているのを見て、気が付きました。

お金のマインドの基本、ってことですよね。

NYの2000円ラーメンを笑う日本人に
教えてあげたい「景気の話」