本を読んでもセミナー行っても、変われない。
そういう人は、「じゃあ、自分はどうしたらいいのか、に落とし込めてない」ことが多いです。
アタマではわかるのに。理屈では知ってるのに。
それをどう自分に置き換えて、毎日の暮らしに生かしていけばいいのか。
そこがピンと来ていないと、アッという間に流れすぎる時間の中に埋没して、学んだことも忘れていきます。
このブログを読んでいる方は、ほぼ皆さん真面目で、真摯に生きようとしている方ばかり。
が、いくら姿勢が真面目でも、「落とし込み」が下手くそだと、学びがザルの網目からザーザー落っこちちゃうんですよね(涙)。
私も相当、本を読んで、講座を手に入れて、座学はいっぱいやってきているのですが、
でも、それはそれ。
「ああ、なるほど、そうやればいいのか!」という実際の深い落とし込みは、
周囲の人から、教えてもらうことが多いです。
彼らの身振り手振り、話し方、やること、やり方をじっくりと観察して、
学んだことと照合して、自分で試して、実験して、初めて身についていく。
知識が、腹に落ちていく感覚は、そうやって体験から徐々につかんでいくもの。
で、その「彼ら」とは誰か、というと、私の場合は、こんな感じです。
1.メンター
2.仲間
3.コーチ、コンサル
「メンター」とは、自分よりも経験豊富な「先輩」的な存在で、
対話したり、身近で行動を観察しながら、彼らの経験や知恵を吸収する体験をさせてくれる人。
必ずしも「教え上手」である必要はないし、何かのプロとも限りません。
年齢は上でも下でも関係なく、条件は、ただ、自分が理想とする生き方を、すでに実践している人。
自分がほしいと思う未来を、すでに持っている人。
自分が何十年かけてもできない経験を、すでに通り過ぎて実にしてきた人。
幸い、私はメンターにとても恵まれてきた人生で、過去も今も、尊敬できる方々がいつも周囲にいて多くの学びをいただいています。
最年長は、87歳で、現役の作家で、ビジネスオーナーで、講師で、コンサルタントとしても活躍中というツワモノ(驚)。
毎日フェイスブックに長く深い投稿をされ、コメントにもすべて返事をしています。
「仲間」とは、志を同じくする人々の集まり。
共感、というキーワードで惹かれ合ったグループ。
あるいは、学びの場で一緒になった、クラスメイトたち。
年齢や性別、背景など関係ない軸でゆるくつながる人々からの学びは、身近な存在だけに、実はとても大きいです。
彼らが示す「実例」が自分に置き換えやすいから、そうやればいいのか!という気付きもすぐに得られる。
さらに、ああ、こんな人生もありなのか、え? こんな考えもオーケーなの?と、
一部が似ているだけに、違う部分も強調もされ、人の人生の、いかに多岐に渡っているかを教えていただけます。
価値観なんて無限にあるのだな、と実感できて、人としての器がグンと広がるのです。
最後に「コーチ」「コンサル」は、言うまでもありませんね。
手取り足取り、学びの落とし込みをして、成果に導いてくれる二人三脚のパートナー。
私も、場面、場面に応じて、数名の方にコンサルをお願いしています。
心のサポート、スキルのサポート、知識のサポート。
そして、生き方のサポート。
近未来には、ひとりにひとり(あるいは2人、3人)が当たり前になっていく存在です。
人は、ひとりでも成長できる、無限の可能性ある生き物です。
だけど、少しでも早く結果を出したい、夢を実現したい、理想の場所へ到達したい、と願うなら、
メンター、仲間、コーチ/コンサルという3つの存在は、迷うことなく必需品です。