いつも、すぐに返事が来るクライアントから、しばらく連絡がなくて、何か、考えることでもあるのかな〜と、ちょっとこちらも催促せずに、時間を置いていました。
アラフォーの彼女からは、ほどなくメールが届いて、別に何事もなかった様子。
でも、ちょっと気になったので、間が空いた理由を尋ねたのですが、そのときの彼女の返答に、うなりました。
これまで何も考えず即決してたり、相手に喜んでもらいたいと、自分のことを考えず、無意識に体が動いていて、
後から、何でこんなことしてたんだろ、と思うことも多かったと、最近、気づいたのです。
なので、一度考えてから動くとどうなるのか、実験しています。
うーむ、なるほど〜(納得)。
彼女は、忙しい仕事をしている割には、すいすいといろんなことに手を出していて、その動きが軽やかなので、驚かされることが多いです。
で、ここでのキーワードは、「実験」。
この半年くらいのセッションを通じて、こんなのはどう? こういう風に考えてみたら? こんな風に変えてみたら?
と、彼女の刺激になるような提案をいくつもしているのですが、速攻で試してみるのですよね。
「ああ、それ、いいかもですね」と、好奇心をくすぐられると、すぐにとりあえずやってみる。
アウトプットを変えたら、視点を変えたら、新しい現実が待っているかもしれない、と期待して。
で、ひとつ、ふたつ、そういうことをしてみると、「あ、確かに何かが変わった…」という体験ができる。
すると、面白くなって、またひとつ、ふたつ、と試してみたくなるのです。
一度ではうまくいかないことも多いわけですが、でも、すべてはゲーム感覚。
瞬間、落ち込むことがあっても、よし次はこうやってみようかな〜と視点を移すスピードが速い。
今まで出かけなかった場所にも出かけ、仲間も広げ、自分がリーダーとなって会を催す機会も増やしている。
その背後にある考え方が、「実験」ということなんですよね。
人生は、実験場。
うまくいかないことは、違う角度から見てやり方を変えてみる。
望んでいないことにフォーカスをせず、楽しいことを追求してみる。
ちなみに、彼女は、「家族とは○年も会ってません」というくらい育った環境は辛かったそうです。
まあ今の時代なら、虐待、と言われそうな状況もあり。
最初は、そのことで人との距離感や、親密さの作り方がわからないと悩んで相談に来たのですが、なんだかはるか遠い昔のよう。
実験なんだから、うまくいく時もあれば、望み通りの結果がでないこともありますよね。
だけど、「失敗」じゃないのです。
こうやると、こうなるんだ、という、ある種の公式を発見したのだから、すべては学びなんです。
そこにいちいちネガティブな感情をかぶせることはない。
淡々と、粛々と、そしてワクワクと。
私も毎日、実験しては、打たれています(笑)。
でも、100発パンチを繰り出せば、ひとつくらい当たったりもして、おー、ラッキーと喜べる。
99通りの、「うまくいかないやり方」を見つけたなんて、スゴイこと!
もちろん、その過程で、思わぬ学びを山ほどしているわけですしね。
そうやって、知識が「使える知恵」に変わっていくのでしょう。
さあ、じゃあそろそろ、次の1発を当てるために、また100発打たないと(笑)。
だから、せめて体力つけて、周波数上げて、自分を最高のコンディションに整えて、マックスまで奮い立たせるのです。
だって、何十年か経って後悔するのは一番、悲しいものね。
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「後悔しない生き方」を意識すれば、
今日はより豊かで有意義なものになる