先週、ハワイ時代の友人ご夫婦が、遊びに来てくれました。
私がFacebookで投稿しているダラスの暮らしぶりに興味をそそられて、旅行で近くの都市まで来たのを機に、思い切って高速バスに乗っていらしたんですよね。
この写真は、近所に立ち並ぶモデルハウス。
指さしている家は、この界隈の平均的な大きさで、300平米くらいあるのですが、4000万円しないんです。
庭も大きいから、敷地面積は500平米を超えるのが普通。
「いやあ、上野さん、よく思い切って、ロサンゼルスみたいないいところから引越しましたよね~」
相変わらず、そう言われるのですが、私の答えはいつもコレ。
「来てみると、理由がわかりますよ」
案の定、こちらのご夫婦も思うツボ(笑)。
すっかり大都市ダラス郊外の住宅事情の魅力にノックアウトされた様子でした。
住む家のことで思うことがあり、この1年くらい考えていたのですが、ある日、直感で、「ダラスって、もしかしていいかも?」と思いたちました。
すると、頭のアンテナに、ダラス、ダラス、と、いろんな情報がまとわりつくように引っかかってくる。
書籍も、人も、記事も、イベントまで。
そのひとつひとつを、好奇心のノズルを全開にして、まるでプレゼントの箱を開けるみたいにワクワクしながら手にすると、はじめ白いモヤがかかっていたのがどんどん晴れ、輪郭がくっきりとしてくるのです。
そして、思うのです。
「もう、これは行くしかないな」と。
で、腰が軽いのか、すぐに行っちゃう(笑)。
だって、行かないと始まらないんだもん。
待っていても、ネット見て調べてばかりいたって、実際に見ないと、わからないことだらけ。
だから、行く。身体を動かす。一歩、足を前に出す。
実際に飛んできてみて、生の目で見て、肌で感じて、聞いて。
そうしたら、一瞬でわかったのです。
自分が、「夢」と思っていた世界がここにあることが。
あ、よし、決めた。こりゃ来るしかないわ。
だから、決断なんて、スルッと一瞬。カンタンなものでした。
行動は、何も足を動かすことばかりじゃありません。
ダラス?と、符号のように宇宙からのひらめきが降ってきたときに、子どもみたいな邪気のない心で、目をランランと輝かせて、近づいていけるかどうか。
本を読み、物件がリスティングされたウエブサイトを穴のあくほど見ました。
ダラス移住に関する記事を山ほど読みました。
日本人の書いているダラスのブログをくまなく網羅して読み始めました。
LAからダラスに移住した日本人で、不動産のプロにコンタクトして、生活者としての意見や、プロとしての洞察を聞きました。
だから、来る頃にはもういろんなことが、頭ではわかっていた。
あとは、身体で感動を実感するだけだったんですね。
クライアントもたくさんの夢を私に語ってくれます。
でも、語るだけで、実は何もしてないことがほとんどです。
「留学したい」という人には、漠然と考えてないで、説明会に行ってご覧?とうながします。
世界一周したいという人には、パンフレットを集めたり、実際に旅行会社に行って相談して値段くらい聞いてみたら?
そう背中を押します。
それが、「はじめの一歩」。
そこをしないから、見える世界がぼんやりとし過ぎていて、ちっとも現実に近づかないのです。
起業したい? 副業したい?
ならば、そのために何をすればいいのか?
もし自分で見つけられずにいるのなら、足を踏み出せずにいるならば、プロが教える塾に行くことが、絶対に近道だったりするわけですよね。
したいな~、自分には何ができるかな~、何か美味しい儲け話はないかな~。
そんな言葉を何百回つぶやこうと、夢に近づくことはできません。
その足を一歩、前に踏み出してみるだけで、見える世界は全然変わるのです。