私は頼られるのが大嫌いです! 甘える人が大の苦手に効く薬

先日の記事で、甘えたいだけ人には甘えたり、頼ったりしてもいいんだよ~、

そんな話を書いたら、

「私は、そうやって人を利用してくる人が苦手なんです」

というご相談が届きました。

相談、ていうか、むやみにそんなこと書かないで、という調子でもあり、一種のクレーム?(笑)

潜在意識の何かが刺激されたのでしょうね。

この方の主旨は、簡単につまむと、こんな感じです。

・人に頼る人ほど、感謝の言葉がない
・当たり前だと思っている
・人の時間に対するリスペクトがない
・こっちがプレッシャーになる

なるほど、なるほど。

どなたにも覚えのあることかもしれませんね。

確かに、自分も「あれ、あんなに時間かけたんだけど…」と目が点になるときもあります(笑)。

でもまあ、それも含めて、自分の選択でしたのだし、役に立ちたい、と思う気持ちがあったこそだし。

そこで完結しておけば、波風も立たないはず。

次回、同じ人から頼まれそうになったら、断る、避ける、逃げる、かわす、というスキルも身につけてきたし。

と考えて、あ、そこがないのかもしれないな、と思いました。

かわす技術。

頼まれたら、なんでもやってあげないといけない、という思い込みがあると、強迫観念になってしまいそうですね。

その上で、頼んできた人を逆恨みしてしまうのかもしれません。

さらに、役に立てなかったら無能と思われるのではないか、という不安もあるでしょう。

また、一度「感謝してもらえなかった」ガッカリ体験があると、次もまた不毛におわるのではないか、努力や知識やスキルや、そもそもの「役に立ってあげたい」という純粋な気持ちを、踏みにじられるのではないか。

そこへの強い恐怖感。

寂しい感。悲しいい感。

それが、頼ってくる人への嫌悪感につながってしまうのかもしれません。

この方には、先日読んだ、この本をオススメしました。

実は、気配りとかマナーとかって言葉を聞くと、ついアレルギー反応が出そうになってしまう私なのですが(苦笑)、この本は、もっとサラリとした対人関係を築く心の持ち方について教えてくれていて、決して「形式」の話ではありません。

そっか、自分が嫌いなのは「形式」であって、気配りやマナーそのものじゃないんだな、と私も理解を改めました。

自分の領域。他人の領域。

ベストセラー「嫌われる勇気」に出てきた考え方がここでも登場。

これを知り、体感値を積んでいくことで、人間関係は本当にはるかに楽になっていきますよね。

人との距離の置き方が苦手かも、という方には、一読をオススメします。

甘えること、頼ること、甘えられること、頼られること。

それについても、きっと「程よい」感覚が持てるようになっていくはずです。