先日書いた、幸せを呼ぶメガネの話。
視界良好、目疲れなし、頭を安定していられるせいか姿勢も崩れず、好調です。
こんな小さな文字まで無理なく読めちゃうなんて…と、驚いたりして。
こういうところでもセルフケアは大事だなと実感。
これもまた先日書いた話の続きになりますが、本田健さんとバシャールの対話本「未来はえらべる!」に、こんな教えがあるんですね。
「ポジティブは単純。ネガティブな複雑」
ものごとを何でも良い方向に考える人は、悩んだり、心配したり、損得勘定を計算したり、完璧をめざしすぎたりしないので、
とにかく、行動するまでも早いし、立ち直りも早いし、結果が出るのも早い。
でも、ネガティブな「観念」(ビリーフとか思考パターンとか)を持つ人は、どうしてもグルグル考えすぎてしまって、込み入った迷路にはまりがち。
単純に言うと、そんな感じのことなのですが、これに思わず、「その通りだ~」と深く納得してしまいました。
クライアントにも、やはり、いろいろな理由をつけて元の場所にとどまろう、戻ろうとしてしまう人(たち)がいて、
「でも…」「だって…」「そうは言っても…」「もしかすると…」と、起こってもない最悪の結果をいくつも妄想しては、
あーでもない、こーでもない、と面倒くさい理屈をつけては、やらない選択をしてしまうんですね。
ものすごい簡単な行動ひとつ起こすのでも、やったことがないことだったりすると、とんでもない時間がかかったりします。
そんなことしてる間に、一生、終わっちゃうよ…ってくらいに、足踏みしている時間が長い。
そして、それを「しょうがないこと」「必要なプロセス」、あるいは「解決できないこと」と思い込んでいたりもする。
確かに、そういうこと、誰にもあるかと思います。
私もしょっちゅうです。
慣れていないことほど、やはり怖いですからね。
要は、その「怖れ」が諸悪の根源で、いろいろと思考に悪さを仕掛けて、もっともらしい論理を組み立てるわけです。
でもそうやって、目の前に壁が立ちはだかって止まってしまうことも、学ぶために起こるわけで、すべてはネガティブな観念から解かれるために必要なんだそうです。
単純、というと、その後に、バカ、という言葉がついたりすることも多くて、とかく考えが浅いとか、うかつであるとか、注意深くないとか言われますが、
そういうこととも違って、もっと「素直」ってことのように思います。
松下幸之助さんも、おっしゃいますし、稲盛和夫さんも、「水のように素直な心を持て」と教えていらっしゃいます。
この、水のように素直、って表現がとても好きで、思考が清らかな小川のようにサラサラと流れる様を想像して、心が穏やかになります。
言われたことはやってみる。人を見て、良いと思ったら真似てみる。
直感がわいたら、それに従ってみる。
水のように、ただ流れて、抵抗しない。
「確信がないと動いちゃいけない」と思い込んでいた、とあるクライアントの頑固なマインドに、「指圧」する指がまったく入らずに、挫折感を味わったことがありますが(涙笑)、
それもまた、彼女と私の双方にとって、必要な学び体験だったのでしょう。
理由や確信は、行動するのにいらないのです。
やってみるまでわからないのだから、とにかくやればいいのです。
やりながら、あれ、思った通りになってないな、と思えば、また変えてみる。軌道修正してみる。
その繰り返しがあるだけ。
それはすべて学びのプロセスなのだから、「無駄」でも「失敗」でもなんでもないのだと、先人たちは皆さん、ちゃんとおっしゃってますよね(笑)。
複雑で頑固なマインドにサヨナラをして、単純明快、とにかく始めて、走りながら考える人になる。
それでこそ、「未来はえらべる!」のだと、全編を通して、こちらの本は伝えてくれています。
8年前の発刊当時に読んだときは、全然ピンと来ていなかったのですが、今読むと、すべての言葉にビンビンと反応するので、逆に新鮮。
私も、この本を理解するのに、それだけの年数が必要だった、ということなんでしょうね。