前々から薄々、気がついてはいたのですが、どうやら自分は教会とか聖堂と言われる建物が大好きなようです。
それを強烈に思い出したのが、スペイン王室の宮殿や隣接した教会を訪ねたとき。
ひんやりとした空気や、暗さ、石造りの建物の重厚感が厳かで、入った瞬間から、心がしんと鎮まっていくのがわかります。
天使や神の使いが舞う天井画や彫像にも圧倒されます。
宗教など縁がなく生きてきたはずですが、初めてじゃない感じもするのですよね。
前世で何かあったのかもしれませんし、雰囲気に感化されやすいところもあるので、気のせいかもしれません(笑)。
気分が盛り上がって、パリでも、大小の教会やら聖堂やらを、はしごして巡っています。
とにかくいっぱいあるのです。
単純なもので、教会に行くと、宗教とは関係なく、いろんな思いが勝手にこみ上げてきます。
あちらこちらで祈っている人の姿が見られます。
寄付としてロウソクを買って、火を灯すのを見て、私も真似してやってみます。
疲れた足を休めるように、椅子に腰掛けて、じっと大きな空間に身を浸していると、自然とわきあがる祈りがあります。
パーソナルな事柄なので、ここでは伏せさせていただきますが、人間の小さな力では及ばないことを、「偉大なる力」に託したいことって、誰しもきっとありますよね。
もし、すぐには浮かばない方は、そういう場面を想定して考えてみてはどうかな、とも思います。
人智の及ばない事柄で、もしこの願いが叶うなら…と切実に祈りたいこと。
宗教とか、教会とかって、そうやって深い瞑想状態に入って、宇宙のエネルギーとつながるための「ツール」だったりするのかな、とも感じます。
もしも願いがひとつだけ叶うとしたら、誰のために、どんな願いを叶えますか?
今日の宿題です(笑)。ちょっと考えてみてください。
※6月6日~14日まで、スペインのマドリードとフランスのパリを旅していました。
その途中で書いたメルマガを加筆修正して掲載しています。