ドリームキラーは心配の仮面をかぶってやってくる
この冬で16年勤めた会社を卒業し、
自分の足で歩き始めるアラフォー
女性のクライアントがいます。
40代の女性の生き方。
いまや多彩な色合いを帯びて、本当に
こうでなければ!という枠からはみ出る
方が多くなっていますよね。
で、彼女、少しずつ、周りに話し始めたのですが
すると、まあ、意気消沈させるような
反応が返ってくるわけです。
おめでとう!
やったね!
ついに! 応援するね!
なーんて言葉を期待するものの、
まともにそんな言葉が聞かれることは
まずないでしょう。
深層心理の不安が、形になって返ってくる!
で、このようなメッセージが
メッセンジャーから飛び込んできました。
私の場合「メールサポート無制限」なので、
気持ちの乱れや、問題やら、解消できない
疑問があるときは、フェイブックやLINEで、
さくっとやりとりするのが日常です。
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(以下、彼女のメッセンジャーを要約)
仲間から、仕事辞めて以後のこと、
物凄く心配してる。。と言われました。
この友人に限らず、○○の先生にも、
元上司にも心配されてます。
すごく有難いことなんですが、
心の底では少し凹み気味です。
出来る、何とかする!の気持ちより、
深層心理の不安が目の前に
差し出された感じ。
今は一歩一歩進むと思ってるんですが、
きっと会社やめたらもっと不安に
なるんだろうか?と。
過去にも他のことで色んな方に色々と
心配されてきたことまで思い出して。
ぐるぐるです。
…と上野さんに必死に書いてたんですが、
少し時間を置いたら、「努力すれば良い」に
気持ちが切り替わりました。
心配は心配でありがとう。
で横に置いとくことにしました。
=-=-=-=-=
という、自己完結のメッセージ(笑)。
安心しましたし、この一年で、ちゃんと
成長して、自身でここまで持ち直すことが
できるようになったのは、すごいなあ~と
感激しました。
ステージが一歩、前進した嬉しい証拠
わー、ドリームキラー来たね~(笑)と
私も返しました。
ドリームキラーが出るようになったら、
ステージが一歩前進したな、という証拠。
※ドリームキラーについては、こちらの記事を参照
https://www.hajimeueno.com/archives/2424
彼らは皆、心配という仮面をかぶって
くるんですよね~。本心なのでしょうが、
だから余計、始末が悪い。
それがどんなに人を意気消沈させるか、
どんなに生きる元気を削ぐことかも知らず、
「自分の」都合で、「勝手に」心配する。
一歩ひいて、本当に相手のためを思えば、
嘘でも芝居でも、「あなたならできる!」と
言ってあげたほうがいいに決まってるのに。
不安を燃えるエネルギーに転化する
私も、新しいことやるの大好きなので、
そのたびに、アレコレ言われてきました。
言われるたびに、あれ、自分、おかしい?
と疑ってしまって、ついつい立ち止まって
しまったりもしました。
でも、そのたびに「やってみなきゃわからない」
ということを思い出し、見てろよ~と
メラメラ燃えるエネルギーに転換してきた。
相談すると、そうなるのだから、じゃあ
相談なんか、やめたらいい。
割りと子どもの頃に、親に止められることが
多かったので(どんな子どもだったのか…)
あ、親に言うからいけないんだな、と悟り、
人には言わない習性が身につきました。
勝手にやる。ひとりで始める。
やってから、少し結果が見えたら話す。
決めて動けなくなってから、話す。
ハワイ移住もそうでしたし、そういえば
LA移住だって独立だって、そうでした。
やって失敗したら…ってことが心配で
言わないのではなくて、やる前に面倒な
ことで気を削がれたくないので言わない。
もちろん、信頼しているコーチや
コンサルは、別格な存在ですよ。
経験豊富なプロの助けは素直に得ながら、
自己流に陥らないように、基本を学び、
事例を観察し、ひたすら行動する。
それとこれは、別。
クライアントも、大きな一歩を踏み出したことで
あ、ドリームキラーってこんなことか~、と
わかった。
一度わかれば、以後はまた対処も違ってきますよね。
それが、メンタルが成長した、鍛えられたって
ことにつながるんだと思います。
成長の前には必ず、成長痛があります。
だから、痛みを怖がって何もしないと、
成長もない。
すべては、引き換えなんだなあ、と、
彼女の例から、またあらためて教わった
次第です。
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