昨年夏、ニューヨークでブームがスタートしたクロワッサンの生地で作ったドーナツ「クロナッツ」。連日、行列を作るほどの人気で、アメリカ各地から日本にも飛び火して、ミスタードーナツとかでも売っていますよね。その伝播力と速度がソーシャルの時代っぽいなあと感心。
僕はヴィーガンです、ヘルシーです、とか言いながら甘いモノの誘惑には積極的に弱くて、つまり最初から降伏しています(笑)。でも毎日何か食べるようなことはしておらず、ドーナツなどは2ヶ月に一度くらい無性に食べたいと思って、会社のスタッフに差し入れ~という形を取りつつ、自分が必ず一番食べていました(バレバレでしたけどね)。
それ以外で甘いモノを食べるというのは、ディナーに出かけた時の締めのデザートくらい。そもそも夜の外食をほとんどしないので、月に1-2回なんですよね。会社に行かなくなったら、差し入れもおみやげもないし(これもいつも僕が一番いただいていました…きっと)、おかげでするすると体重も自然減少。良いことです。
クロナッツの登場以来、巷では「ハイブリッド・デザート」という名のもとに、様々な組み合わせものが発売され、話題になるものもあれば、結局はキワモノ扱いで終わるものもあり。
こちらの記事には、「7つの最悪なハイブリッド・デザート」がまとめられています。去年の暮れの段階のものなので、今はもっと新種が出ていることでしょう。中には今、評判になっているものもあるようです。
- ドーナツとマフィンを組み合わせた「ダフィン」
- クロワッサンとクッキーを組み合わせた「クロッキー」
- ブラウニーとタルトを組み合わせた「タウニー」
最後のはなかなか流行っている、と聞きますし、どれも普通に美味しそうですよね。ただ単品でも僕は全然OKです。元も子もない感想。
つい最近見つけた新種のハイブリッドが、トップの写真にあるワッフルとドーナツを組み合わせた「ウォーナッツ」です。英語では、Waffle + Donut = Wonut。こちらの記事には、ご丁寧に作る過程まで写真で解説してくれています。別に何も変わったことはなく、普通にワッフルを作って、揚げて、砂糖にくぐらせて、トッピングしているだけですが。
アメリカのドーナツは、なぜか何かをトッピングしないと気がすまないようで、ハニーグレイズやチョコレートまぶしやらでデコレーションされると、途端にドーナツっぽく仕上がりますね。
ワッフルそのものは、パンケーキと一緒なので甘さ控えめの良質シロップをかけて食べるだけなら、それほど悪くはないと思いますが、それをなぜかドカッと揚げて、さらに甘みでコーティングするという…。それは罪です(苦笑)。
いや、ほんと。これ以上、食を乱して人の健康を脅かさないでいいはずですよね。ビジネスには常に原理原則が大事。人間として正しいことをしなくてはいけない。自分の大事な人が毎日、毎食食べてはいけないようなものを売るのはどうなのかなと、水を差すようで悪いのですが、正直なところ思ってしまいます。