マクロで考えると見えてくる。日本の未来。お金の未来

大金持ちの教科書

毎日、飲んで食べて人と遊んでばっかりのようにフェイスブックでは見えたかもしれないハワイ旅行ですが(苦笑)、実は結構、家で本を読む時間が持てました。

2015年以降の未来社会を読み解くみたいな、そういう「社会学観点」から世の中を見ることがとにかく好きみたいで、どんな本を読んでも、映画を見ても、SFのように先の世界を想像してワクワクしてしまいます。

今回読んだいくつかの本の中にあった「これからの日本社会」のこととかを少し抜いてまとめてみましょう。複数の本からの情報を編集したもので、いずれも俯瞰したマクロな視点からの見方です。

ひとつひとつを細かく見ていると長くなるので、それはまた別途、ということで、今回はただ羅列のみに留めます。

  1. 人口が減リ続けてる。
  2. 家が余り始めている。
  3. 人が少ないと効率が悪くなるから、人がいる場所に集中して住むようになる。
  4. 日本は20年間、成長してないけど、他の国は成長したよね。
  5. 輸出すべきものは、だんだんなくなっている。
  6. 円が高くなる理由は今のところない。
  7. 円が安いから、輸入品も高くなる。物価はやむを得ず上がってしまう。(インフレ)
  8. だけど人々の収入が上がっていくわけではないので生活は苦しくなる一方。
  9. インフレで現金の価値が下がる。早めに目減りしない資産に換えないと。
  10. 海外に対するバイイング・パワーが減少する。海外投資するなら早い内に。
  11. 優秀な移民はどんどん採用されるかも。
  12. ロボット化が進む。生産性の悪いホワイトカラーが駆逐されるかも。

2014年も終わりに近づいたことで、ウェブにはたくさんの示唆や推論が飛び交っています。

ひとつひとつに対して「そんなことは起きない」とか、「◯◯だから大丈夫」とか、反論に時間ばかりかける人がいますが、そんなことをしている暇があったら、万が一の時のために少しでも対策を施しておけばいいのにとお節介な気分になります。

世界でも、日本のホワイトカラーの生産性は、残念ながら高い方ではないと言われています。移民やロボットなどに置き換えられないように、個々やグループで生産性を上げ、創造性やリーダーシップを発揮し、突出した働きを見せなくてはなりませんね。

⇒ 「日本人の生産性」は先進国で19年連続最下位 。非効率なホワイトカラーの働き方はどう変わるべきか

インフレなのに給料は下がる時代。考えただけでも怖いです。伝統的に貯蓄率が高かった国ですが、眠っているお金が利息も生まないどころか、どんどん目減りしていくこともリスクです。

資産に換えるといっても、人口が減るんだから必要な家の数だって減ってくる。すでに家が余ってきてるように、不動産投資も注意深く始めなくてはなりません。全体的な経済の成長が見込めない時に、戦略なく株を買ってもしょうがないでしょう。これまでよりも遥かに目利きにならないと財産が目減りするリスクの方が高いということですね。

普通に考えると投資の対象を「海外」に求めたくなりますが、円安が続くとしたら何でも高く感じてしまって困りますね。さて、どうすればいいんでしょう。

もちろん今後、期待できることもたくさんあるでしょう。

海外から見ると、相対的に「安い」国になるので、製造工場としてのバリューを再発見してくれるかもしれません。バイイングパワーはないけど、昔みたいに売るパワーは強くなります。

観光産業のインフラがもっと整えば、安く遊べる国として魅力倍増かもしれません。外には出にくくなるでしょうが、受け入れは楽になります。

「相対的」な価値の変化によって、グローバルな時代には予想もしないような変化が起こります。しかしそれは、日本国内に何のチャンスもないということとは全然次元が違う話です。こんな時だから、事業を伸ばしていく人たち、成功していく人たちが必ずいます。どんな社会にもチャンスは必ずあって、それをものにできる人たちも必ずいます。楽観的に、前向きに、創造的に。楽しんでいきましょう。

ここで言えるのは、日本国内の環境変化を見ているだけでよい時代はとっくに終わっているということですね。地球全体を俯瞰して見ることが大事。グローバル人材というのは、国外に出て、他国の言葉で他国の人々を使って働ける人ということ(だけ)ではなく、地球視点が持てる人という意味なのだと思います。