あなたの「未来」の中に、誰が一緒にいますか?

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(10月下旬。日本出張から終えて、すぐに出したメルマガ「未来通信」からの転載です。)

出国間際の関東地方も、27度で暖かく、長袖しか持ってきてない私は汗ばんでしまったのですが、到着したロサンゼルスは、なんと季節外れの熱波で最高気温35度!

乾燥しているから、気温の響きほど暑くは感じないし、部屋の中にいればまったく気づきもしない、という不思議。

ただ、カラッカラに渇ききった空気に思わず太ももや腕がカサカサになり、痒くなったりしています。

まあ、それもすぐに慣れるのですけどね。

早速、ホールフーズで新鮮野菜をたっぷり買い物し、生ジュースで栄養補給。

やっぱり、この日常が、今の自分にはすごく合ってるし、必要だなあとあらためて。

”未来のビジョンの中に「彼」の居場所を築いていきます”

今、長期、出張中のクライアントさんがいます。

彼女は、結婚20年。

とっても普通ではない、ハチャメチャな経歴の持ち主ですが、ご主人との間は超円満。

3週間、仕事の旅で家を空けることで「出発前からホームシックです」と彼女からのメールが届きました。

「私たちは友だち夫婦で、たまに喧嘩もしますが、基本仲良しなので、3週間も離れているのが、何故か今回は寂しく感じます。これまで、こんなことはなかったです。

(中略)私がこんなに好きなことをして、かつ幸せに暮らしていられるのも、彼に拠るところが大きいのは確かです」

今回、こんな風に気づいた彼女は、思い描いていた未来のビジョンの中に、きちんと「彼」の居場所を築いていこうと決意。

そのことで、ストンとお腹に落ちるものがあったようです。

やることは一緒でも、優先順位を少しだけ整理して、「家族」や「パートナーシップ」にもしっかりと軸を置く。

そう決めた時に、彼女の中で、明るく広がる確かな未来世界が見えたんですね。

日常が愛しく思える幸せ

その気持ち、私もとてもよくわかります。

私も旅は嫌いなわけではないのですが、たぶんそれ以上に「日常」を愛していて、それが途絶えるのが、出発前からやたらと切ないのです。

私のパートナーはアメリカ人ですので、離れていても常にI love youとかI miss youとか、言われるし、言わされます(笑)。

もうすぐ23年のつきあいになるので(長っ!)まあこちらも慣れたものですし、もちろん本気で思ってないと、なかなか言えません。

実際に、でも、I miss youなんですよね。

23年前の遠距離恋愛時のトラウマもあって、離れることに恐怖感すらあったりします。

それに、何よりも、彼と過ごす日常が好きすぎて、日々のふたりのルーティンすべてを想って、早く帰りたくなるのです。

トレーダージョーズに買い物に行くのも、
朝、ふたり分の生ジュースを作るのも、
早朝のビーチで走る時、自転車で抜かしていく彼の後ろ姿を眺めるのも、
ワイン飲みながら一緒にTV観て笑うのも。

その全部が、自分にとってはかけがえのない貴重な時間で、旅よりもはるかに愛おしい宝物だったりするようです。

じゃあ、一緒に旅したいか、というとそれはそれでお荷物になるので、ご遠慮いただいてまして(笑)。

旅はひとりが圧倒的に気楽で生産的です。

互いに心地よい「距離感」をずっと模索していて、このところ、それが無意識に保てるようになったせいか、すごく楽になりましたし、23年間で今が一番、仲が良い状態にもなりました。

こんなに「ひとり」が好きで、居心地が良い自分が、こんなに長く、誰かと一緒にいるなんて、自分が一番信じられません(笑)。

でも、未来のビジョンを描く時、そこに必ず彼の姿が「今は」あるし、そのことが何よりも大事だと思えるようになりました。

長く生きてると、いろんな変化があるものですね(笑)。

人は、ちゃんと成熟に向かう生き物のようです。

今は、誰がなんと思おうとどうでも良くて。

自分の幸せは、自分にしかわからないし。

そう開き直れば直るほど、「自分らしい」が形になって、見えてきます。

未来のビジョンを描くのに、先人たちの生き方が、やはりとても参考になっています。

人生の選択をリアルに描いた映画が、ハリウッドにもたくさんあります。

ぜひ参考に。

↓ ↓ ↓

参考 ハリウッドも高齢化。それでも明るく若々しく、いつまでも現役で
「歳を取るのも悪くない」と訴えかける


この記事は、無料メールマガジン「未来通信」に掲載した内容をブログに転載したものです。

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