前回の記事では、コーチングで成果が出る人、出ない人、というお話をしました。
成果が早く出る人には共通した特徴があるなあ、と振り返って、主観的に選んでみたのがこちらの5つでした。
1.時間を作り出せる人
2.投資がデキる人
3.新しいことを始められる人
4.うまくいったことを継続できる人
5.うまくいかなかったことを、改良して再トライできる人
まだの方は、ぜひこちらの記事をご覧になってみてください。
「成果」とはいったい何を意味しているのか?
さて、成果がでる、という方の秘訣として、その大前提には、「行動できる人」という前提があるのはもちろんであることをお忘れなく。
行動なくして、「引き寄せ~」とか言って、勝手に結果が出るわけではありませんので。
そういえば、以前、こんな記事も書いていました。
で、さて、いったい、ここでいう「成果」って何のこと?
私自身も書いてて、なんだろう、と一瞬、言語化できなかったので、時間を置いて考えてみました。
コーチングのテーマは、クライアントさんご自身が、自ら決めるもの。
コーチが、勝手に「あなたはこういう状態だから、これを目標にやるといいよ」そんな風に決めてしまうことはありません。
考えるのも、行動を起こすのも、決めるのも、すべてクライアント自身。
それがコーチングの特徴中の特徴です。
転職の場合もあれば、年収アップの場合もある。
人間関係向上もあれば、海外移住なんてこともある。
婚活で成功してゴールイン、かもしれないし、セミリタイアかもしれない。
では、それが「成果」なのか?
というと、実はそれはちょっと違ったりするのです。
「成果」とは、「望ましい心の状態」を得ること
それらは、ある意味、表面的な、目の前のゴールであって、皆さん共通して言えるのは、「幸せになりたい」ということだったりします。
ふとした時に幸せを感じたい。
毎日をイキイキと笑顔で充実させたい。
安心して、ゆったりと不安なく日々を過ごしたい。
人が本当に望んでいるのは、実はそんなような、とっても「抽象的」で、かつ「プリミティブ」なことだったりするのです。
そこで私は、「お客様の声」のコーナーで、クライアントさんに「成果」をどう評価しているかを数値化する際に、以下の5つを「評価基準の印」として、書いていただくことにしたのです。
2.毎日の充実度
3.未来へのワクワク度
4.自分の自信レベル
5.知識・スキルレベル
これらを10段階評価した数字に置き換えて、始める前は、それぞれ何点だったか。
そして、数回セッションした後で、それらはどう変化したのか。
これを見ることで、コーチングのセッションを行った意味合いが、実に端的に表せるのではないか、という思惑は、たぶん大正解だったかと思います。
これは、もちろん私独自に開発した(というと大げさですが・笑)上野メソッドなんですけど、クライアントさんも、説明するまでもなく、ピタッと主旨通りのことを書いてくださっています。
コーチが「傾聴」するのは、感情や心の状態
セッションの中でも、私が深く意識して「傾聴」していることのひとつは、クライアントが今、どんな心の状態にあるのかということです。
声に自信がないな。
どうもこの部分のスキルや知識が欠けてて前に進めそうにないな。
おや、なんだか今日はとても楽しそうだな。
うーむ、また何か、ツライことがあったかな。
お、メールが「ワクワクします!」で終わってる!
そんなことで、こちらも一喜一憂しつつ、彼らの未来の成長を思って、楽しくなります。
コーチとの深い対話や課題を通じて、「現実がしんどくなくなり」「毎日が充実し」「未来にワクワクし」「自分に自信ができ」そして、「目標達成のための知識やスキルのレベルが上がる」
そんなことを、互いに意識し合いながら、実は目に見えにくい目標に向かって、二人三脚で共同作業をするのが、コーチングかな、と。
だから、コーチングの成果って、結局は「心の状態」「あり方」なんですよね。
その状態を得るために、ある人は移住、ある人は年収アップ、ある人は婚活、そういう「手段」を目標として定めるわけです。
もしこんな5つの項目が、心にズキンと響いたら、今がコーチングを受ける時かもしれません。
クライアントの心の声がリアルに表現されている、「お客様の声」のコーナーをぜひ、じっくりと読んでみてくださいね。
この記事は、無料メールマガジン「未来通信」に掲載した内容をブログに転載したものです。
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