「時間がない!」と嘆いていたキャリア主婦が、趣味に一日3時間没頭できるようになった理由

時間がどこかに消えてしまった!

大好きな趣味にもっと時間を割きたいのに、あれもこれもやらなくてはならなくて、まったくもって時間がない。

そんな風に言うクライアントさんに、一度、タイムシートというのをつけていただきました。

よく弁護士さんとか、時間で仕事の成果を請求する方々が記録しているようなやり方です。

私もかつては広告業界、PR業界で、クライアントからもらっているお金と労働時間との関連性を適正にし、時間を使うことに採算意識を持たせるために、15分単位で仕事をつけていた時代がありました。

経営者時代、これのメリットを感じてもらいたくて、新入社員には3カ月だけ、試行してもらって嫌われていたこともあります(笑)。

時間って、消えちゃうんですよね。

一日の終りにまとめて記録シートを埋めようとしても、必ず、ぽっかりと穴ができる。

この30分、何をしていたのだっけ…

同じ日の数時間前のことが、まったく思い出せない。

パソコンに向かって仕事するようになってからは、よりそんな傾向も強まっているかもしれません。

大人が夢中のスマホゲームは時間吸引器

時間がなーい!と嘆いていたクライアントさん、実は、ちゃんとあったようです。

「私、気がついたらスマホのゲームに没頭してる時間が、一日に2~3時間もあったりしたんです」

え~! そんな、もったいない。

時間貧乏性の私は、ついつい叫んでしまいます。

日本に行くと、ゴールデンタイムのCMでスマホのゲームが盛んに流れてきます。

いずれも子どもが対象というよりも、明らかに大人向け。

だいたいがRPG(ロールプレイングゲーム)。

私も日本を出る直前、ファミコン、スーパーファミコンの全盛時だったので、多少はやりました。

ドラクエ、ファイナル・ファンタジーの時代です。

時には、止めどころがわからなくて、次の日、仕事なのに、明け方まで目をしょぼしょぼにしながらレベル上げるのに執心してしまったり。

は、駄目だ、こんなことしてたら身を崩す…。

ちょうどそんな頃にハワイに移住することにしたので、会社の先輩に中古を高値で買っていただき、資金にしたり。

それ以後は、パソコン系だろうがなんだろうが、ゲームには触れずに来ました。

自分が抑制できない人であるのが、重々わかっているからです。

娯楽は、良いと思うのです。

自分もテレビや映画やビデオや本は、どっぷりと時間を費やしています。

でも、ゲームやカラオケは、今はお預け。(カラオケも昔は…)

未来のビジョンが見えていれば、選択を変えるのは簡単

クライアントさんは、はっと気づいて、これを止めれば、好きなことにたっぷりと時間が費やせる!と行動を素早くシフト。

クラフト系の趣味なのですが、早速、猛烈な勢いで作品を仕上げては、フェイスブックに投稿したりしています。

そのことだけでも、生活にグンと張り合いが出たようですし、自分が変わればいいことなんだと知って、他のすべてにも適用し、次々に煮詰まり感を解消していきました。

2016年7月。

折しも、世界中でポケモンGOが人気沸騰中。

事故も起きるほど人を熱中させるユニバーサルなエンターテイメントが、日本から生まれ出たものであることは、とても嬉しいですね。

(例え会社組織はアメリカの法人であったとしても)

でも、没頭し過ぎは、危険なだけではなくて、貴重な時間を失うことにもつながります。

時間の投資先を間違ってないかどうか、自分の未来像と相談してから、くれぐも節度を持って楽しみましょう。