起業家・経営者こそライフコーチをつけるのがアメリカ流。本音を見せられる話し相手がいるメリット

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日本では、エネルギーあふれる起業家さんたちの集まりに参加させていただきました。

わずか40分ほどではありましたが、ラウンジ風のお店に集まった25~30名の皆さんにお伝えしたのは、こんなこと。

  • アメリカでは、ライフコーチというのは、結構、知られた職業です。
  • 経営者やスター、政治家たちが、自分の可能性を広げるためにつけるもの。
  • 本音を見せられる「話し相手」としても重要な価値がある。
  • 日本ではまだまだマネープランと混同されがち。
  • でも、マネーはライフのほんの一部。
  • 人生を充実させるには「貢献」をキーワードにすると良い。
  • クオリティ・オブ・ライフを実現する7つのバランスポイント。

皆さんには、簡単に「ライフプラン」のワークを通じて、自分の人生をさくっと俯瞰する体験をしていただきました。

自分の器が会社の器、などとも言われますので、その器を大きくするために、エグゼクティブ・コーチを雇った私の体験談には、深くうなづいていらっしゃる方も多かったです。

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その後の交流会では、ほぼ全員の方としっかりお話できたのですが、起業家、経営者と言っても、いろんなフェイズがあり、ステージがあり、ビジョンがあり。

でも世界のどこにいても、彼らには共通する悩み、課題があります。例えばこんなこと。

  • どこまで事業を広げていくのか。
  • 自分の引退をいつにするのか。
  • その時に、誰に継ぐのか。あるいは継がずに売るのか。あるいは単純に閉めるのか。
  • 稼いだお金はどうするのか。どう生かすのか。どう社員に還元し、投資に回すのか。
  • 社会に対して、自分(自分の事業)はどんな役割を果たしていくのか。
  • 社会の変化に、自分はどう対応していくのか。
  • 家族との時間をどう作り、どう有意義に過ごすのか。
  • 仕事と、それ以外の生活のバランスはどうつけていくのか。

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経営コンサルタントと、エグゼクティブコーチ/ライフコーチが違うのは、経営者のパーソナルな部分にも深く入っていくところでしょうか。

仕事だけがうまくいったところで、人が幸せになれるわけではありません。

逆に仕事がうまくいくことで、忙しくなり、世界を飛び回り、夜も人と会い、家族との距離が離れていくケースもあります。

また、事業の成長に伴って、社員や幹部との軋轢が生まれたり、成長痛とも言えるようなトラブルが多発して、心労が絶えなかったり。

そんな時、正直に弱音を吐き、愚痴を言い、虚勢を張ることなく話ができる相手がいることは、心の重荷をずいぶんと軽くしてくれるものです。

私も、実は、エグゼクティブコーチを採用していた時期、その部分に、ものすごく、とんでもなく救われました。

2007年~2008年。落ち着いていたかに見えた事業の基盤が一瞬、揺らぎ、個人としても未来を模索し始めたあたりで、いろいろと迷走し、混乱し、人を傷つけ、自分も傷つき。

あの時、経験豊富なコーチがいてくれなかったら、本当に孤独で、無知で、無策で、どうなっていたことか、想像もつきません。

彼には、ずいぶん緊急メールを打ち、その度に落ち着いた、的確なメールを返信してもらって心を落ち着けていたっけ、と、フタをしていた記憶がボロボロと出てきました(痛)。

今回のミニセミナー&交流会をきっかけにつながった方々とは、不思議と少し踏み込んだお話を気軽にさせていただいたりもしています。

コーチは、彼らの事業の技術的なことや背景がわかるわけではありません。わかる必要もありません。

すべての答えは、クライアントの中にあるので、それを引き出すスキルを持っていれば良いだけです。

そこも、コンサルタントと違う部分ですね。

私の現状のクライアントさんは、30代後半~50代前半の女性がほとんどなのですが、結局のところ、彼女たちとお話しているのは、未来のビジネスプランだったりします。

皆さん、私のバックグラウンドなどをちゃんと見て、しっかりと「選んで」いるのだな、と改めて思います。

ライフコーチとビジネスコンサルタントの両方を同時に求められるので、なるほど、そこに自分の特性もあるわけだ、とあらためて教えていただきます。

たまたまご存知ないだけで、やはり存在を知れば、日本の起業家さんたちがライフコーチ/エグゼクティブコーチを採用していくことはありえるのだな、とも実感できました。

企業が、幹部に対して、会社としてコーチをつけるケースは増えていると思います。

でも、そういう決断をしているトップの方々が、自分自身に、パーソナルな面も含めたコーチをつけようとする動きは、まだ新しいようです。

今後も、全国各地で、ライフコーチ普及活動に努めてまいりたいと思います。