アメリカ政府機関から、日頃「飲み過ぎ」の人でも、10人に9人は、とくにアルコール依存症なわけではない、という結果が発表されていました。(下図参照。出典はこちら)
へぇ~、そうなんだという感じですが、いろいろ疑問は残ります。
そもそもアメリカにおける「飲み過ぎ」の定義とは何なのでしょう。
この記事にある「Excessive Drinkers」の定義によると、自分も「飲み過ぎ」な人の一部に入りかねません。
男性: 週に15杯以上、お酒を飲む人
女性: 週に8杯以上、お酒を飲む人
1日に、小さなワイングラス2杯くらいにとどめて楽しんでいる自分ではありますが、人といれば、時に3杯になる日もあり。外で飲んだら、当然もう少し増えますね。その分、前後は飲まないようにして調整は図りますが。
日本の晩酌的な感じはアメリカにはないので、毎晩家で飲むこと自体、通常ではないと聞きます。古いアメリカのTVドラマとか見ると、きれいなクリスタルの瓶に移したブランデーとかスコッチとかのハードリカーをクイって飲むシーンが必ずありますよね。ナイトキャップという寝酒も習慣的に飲んでいた人たちのはず。
時代と共に、タバコがそうだったように、アルコール類に対する意識も変わっていったのでしょうか。お酒を日常的に飲むと中毒患者みたいなイメージで扱われたりして。たまに、たしなむ程度、というのが、世間的には良いこととされているように感じます。
という理由から、実はもっと飲んでいるのに、それほど飲んでいない。とアンケートで発言をしている人も、実は多いような気がしてなりません(笑)。スーパーやドラッグストアに、あれだけ大量のアルコール類が売られている国で、週に15杯が「飲み過ぎ」というのは、なんとなく嘘くさいんですよね。バーだってそこら中にあるし、レストランではワイン飲むのはほぼ当たり前みたいな感じだし。
でもまあ、飲み過ぎ(Excessive Drinker)の90%がアル中ではない、とお墨付きをいただくのは、どうやら週によっては飲み過ぎる傾向があるらしい自分にとってはありがたいかな。サンクスギビングにクリスマスにと、これから飲む機会がいっぱい増えていくので、健康的でほどほどにエンジョイしたいものです。