どうしても「やる気がでない」ときに試したい5つの特効薬

cafework

やる気、とはやっかいなものですね。

基本的には、やる気に動かされるのではなく、ただ黙々と、淡々と、時には機械になったつもりで、とりあえず少しでもいいから、前に進ませることが一番だと思っています。

そのことが、結果的にモチベーションの源になってくれるというか、自分に自信をつけてくれることにもつながるし、ジョギングが面倒でも、いったん走りだして身体が温まると楽しくなっていくような感覚で、自分を上手に乗せていくスキルでもあると思うからです。

時間割を作って、計画表を作って、この日までに何をどのくらい終わらせるのかブレイクダウンをして。

とにかく馬鹿になって、机に向かう。1時間、2時間、気分にかかわらず、そのことにとりかかって前に進めてみる。

すると、やる気がなかったのがウソのように、さくさくはかどったりすることもあります。それができれば、一番ですね。

が、時に、それがどうしてもうまくできない時もありますよね。

人間は機械ではないので、10÷2=5と、簡単に割り切れない瞬間も多いわけです。(数式にとくに意味はありません・笑)

私も、かなり稀にですが、どんよりとセルフダウトの暗雲に覆われて、身動きができなくなる時もあったりします。

やらねばならないことが、「Have to」の義務感で満ちている時、とくに反抗心も湧いてきて、やってやるものか、と、意味のない抵抗をしてみたり(苦笑)。自分が苦しむことになるだけなのですけれどね。

そんな時には無理にやらないで、また気が向いたらやればいいよ、なんてことを自分に許していたら、誰も強制してくれる人がいないフリーランスの場合、これはかなり危険な状態なんですね。

ずるずると時間ばかりが過ぎ、結果、何も身にならない。つまり、「金にならない」ということにつながるからです。

だから、何がなんでも、「やる気」さんに出てきてもらって、自分を動かさないことには、前に進めないわけですね。

ということで、そんなときにおすすめしたいのが、この5つの特効薬です。クライアントさんにも適宜、お話しつつ、やっていただいています。

1.働く場所を変える

オフィスワーカーの場合は、なかなかこれができないかもしれませんが、先日、ある日本の大きな電気メーカーさんが、新オフィスに引っ越すにあたり、フリーアドレス制になるというお話をうかがいまして、だんだんと「どこで働いてもいい」状況って、許されていくのかなあとも思いました。

自分の場合は家で働いている時間が長いわけですが、効率、正直いって悪いんですね。

同じことをライブラリに行ってやると、半分から3分の2くらいの時間でスパッと終わるのが不思議です。お気に入りのカフェを見つけるのもありですね。

その時の私のコツは、1)耳栓をする2)ネットをつながない、という2点です。

人の話し声は意外に耳栓を突き抜けて耳障りに入ってくるので、そういう時は、しっかりと耳を塞ぐ効果のあるヘッドフォン(イヤフォン)で静かな音楽を聞く、というのもおすすめです。

わざわざここまで来たのだから、外に出て、環境まで変えたのだから、ここでできなかったら終わりじゃん、という精神的プレッシャーも出ますし、何よりも周囲が皆、一生懸命働いている環境は、「気」が違うように思います。

家って、やっぱりくつろぐ場所なんですよね。

ソファもある。キッチンもある。タブレットもキンドルもある。ベッドもある(笑)。

そんな環境で仕事に集中しなさい、というのは、そもそも厳しいものもあるんだな、と、やる気のでないときには思います。

2.やる気の出ない理由と向き合う

ときに、やる気が出ない時には理由があったりします。

気分、というのは、見えないものではありますが、その出どころをちゃんと紐をたどってさかのぼっていくと、原因になる何かが見つかったりもするんですよね。

やらねばならないことの「苦手意識」だったり、「完璧主義」がじゃまして取りかかることが怖くなっていたり、あるいは「大変そう」という根拠のないことで面倒臭さがつのってしまっていたり。

でも、じゃあやらないでいたら、その意識やら恐怖やら億劫さは消えていくのでしょうか。

いやいや、その真逆ですよね、実際には。

ぎりぎりになればなるほど、大きくふくらんでいってしまうものです。

だったら、その理由とちゃんと向き合って、解決をしていかなくては、いつまでたっても終わらない。

自分の場合は、長期にわたる仕事を続けるときに、時としてこういう状態が訪れます。せっかちなので、結果がすぐに出ないものに、やる気がわきにくいんですね。

そういう時は、小さくブレイクダウンして、その日の成果、達成度、とかが見えるようにしてあげると、自分をごまかせるもののようです。

3.宣言をして、外的圧力を利用する

実は、やる気がでる、とか、でない、とか言ってるのって、はっきり言って甘えですよね(笑)。

身も蓋もない言い方ではありますが。

そんな時、私はよく、歌い手や俳優さんやスポーツ選手のことを思うのです。

トーナメントの第一試合が始まるというのに、「なんか今日はやる気でないや」なんてことを言っていたら、プロとして生活できないわけです。

だから、やる気は、「自ら出す」工夫をいっぱいしているはず。

俳優も、周りでいっぱいいろんな人が見ていて、常に評価の目に晒されています。だから、手など抜けません。歌手も、歌を届けたい、聞いてほしい人たちが、聞きたい!と思って目の前に来てくれているのです。あるいは、テレビの前で何百万人という人が見ている。

そんな時、やる気がない、とか、普通、思いつきさえもしないと思います。

せめて、自分を似たような状態に追い込むために、今、何に取り組んでいるのか、そしてそれを「いつ」表に出せるのか、フィニッシュできるのか、それをフェイスブックなどで宣言してしまうと良いと思います。

すると、遅れることなど許されない。やるとかやらないとか、そういう選択もなくなります。

やらないといけない状態に、自分で自分を追い込んでしまう。

これを覚えると、仕事が早くなりますし、確実に仕事ができる人になりますよね。

4.締め切りのはるか前に済ませる

それが好きな仕事であろうとなかろうと、追い込まれて時間がなくなってしまうと、どうしても義務感に苛まれてしまいますね。

終わらなかったらどうしよう、十分なクオリティで仕上げられなかったらどうしよう。

そんな不安が出てきて、もっとやる気を邪魔されてしまう。

だから、余裕を持って計画して、早め、早めにやることです。

いくらでもやり直しがきく状態で、納得行くまで追求できる状態で、わからなかったら人にも聞ける時間がある状態で、取り組むことができたら、少なくとも不安はなくなります。

ただ、時間がいっぱいあるから、後回し、としてしまいがちな「ぎりぎり癖」のある人は、要注意です。

英語でも、Procrastinateという言葉があって、引き伸ばし癖、みたいなことで、成功者がインタビューなどで、自分の中にある、このクセを直していかないと駄目だ~と必ず言ったりします。

早く取り掛かって、ちゃんとプロセスを楽しんで、そして早く終わって、気持ち良く、また次の仕事にかかる。そういう好循環を目指したいものですね。

5.やる気がわく仕事を先にやる

常に複数の仕事を走らせておく、というのは、とても良いことだと思います。

一瞬、一瞬は、ちゃんと目の前のことに集中して、そこに全精力を注ぐのですが、とりあえず、Aという仕事がどうしてもやる気が出ないなら、じゃあ今日はBに集中して、予定の倍くらい進めちゃおうかな、と、さくっと予定をスイッチできるのって、時間の有効活用になりますね。

だからこそ、やりたいことを、常に溜めておく。

やらないで取っておく、という意味ではなくて、次々と考えてリストにしておく。

あれもこれもやりたい、と欲張りな状態にしておくと、本来、そんな、やる気がでない、とか言うセリフも出なくなると思うのです。

やりたいことがい~っぱいあるわけだから。

でもどうしてもAということがやりたくなければ、じゃあBをやればいいじゃん、という選択が常に可能な状態にしておけば安心です。

自分の場合は、「ブログを書く」というのは、常にルーティンとして、そこにある仕事のひとつでして、ある仕事がやりたくないな、今日は進まないな、と思ったら、止めてブログを書くことに移る、その代わり、ふたつ、みっつと書き溜めてしまう、というような転換をします。