スマートフォン事業で大失敗したことを発表してから日も経っていない時期に、突然、予告やリークもなく出てきたAmazon echo。エコーとはこだまや共鳴のことですが、こちらは円筒の全方位スピーカーの形をした、パーソナルアシスタント。
iPhoneのSiriに働きは良く似ていますが、それがスピーカーになっている、というところがミソ。
Siriのように、ボタンを長押しして起ち上げる必要なく、声がしたら瞬間で起動し、命令通りのことをしてくれるのです。
こちらのビデオが詳しく説明していて、とても分かりやすいし、これあったら便利かも?と思わせてくれる説得力も持っていますので、まだの方はご覧になってみてください。
部屋の中にあるので、「音楽かけて」「目覚まし鳴らして」「止めて」、それから料理をしながらレシピを聞いたり、テーブルスプーンでティースプーン何杯分?と咄嗟に質問したり。
今までだと、パソコンの前に座って検索したり、スマートフォンやタブレットを見ながらアプリにアクセスして行っていたことが、「問いかけ」だけでできるというわけですね。
SF映画的に考えると、こうやって人工知能として発展していくコンピュータが、いずれ自らの知能を持ち、意志を持ち、人間を支配していったりするんですよね。「2001年宇宙の旅」のHalや、「Wall・E」の宇宙船を支配してしまうアクシオムなどのことを思い出します。ま、考え過ぎですよね…。
(2001年宇宙の旅 Halの反抗シーン)
それにしても、199ドルという価格も、なかなか安くて驚きなのですが、Primeサービスのメンバーには、なんと期間限定で99ドルでサービスという太っ腹。これをきっかけにPrime会員も増やしたいのでしょう。会費はちょうど99ドル。差額分で会員になれて、その後は送料無料になるわけですからね。
「招待を送ってください」というボタンでリクエストを送信して、選ばれた人だけが最初のバッチを買えるようです。ログインして入ったつもりはないけど、自然に入ったのかな? ボタン押したら何も聞かれることなく、追って連絡します、という言葉に変わっていました。
あ、私は迷うことなく、当然、買いなんですよ。
ブルートゥースのスピーカーが欲しくて、何度も調べたりしながらも、まあ今はいいか、と優先順位を提げて、プラグイン型の従来スピーカーで楽しんでいたのですが、99ドルでこれが手に入るなら、迷う余地はどこにもありません。
買おうかな、と思っていたのは、Boseの200ドル以上のものなわけだから。
Amazonさんにはお世話になっており、日本と米国、両方のアカウントで、Primeサービスを購読していますが、こんな心憎い特権をくださるなんて、一足早いクリスマスプレゼントではありませんか。
さて、これが届いたら、何に使おうかな。部屋をまたいで使えないのが難点だけど、リビングと個人オフィス、キッチンはつながった空間なので、まあ時間的にもそこにいることが多いから、きっと置く場所はここでしょう。
となると、用途としては、こんなことが考えられるかと思います。
- 音楽を聞く
- ニュースを聞く(ビデオのシーンがなかなか良かったです)
- 文章書くときの調べ物に使う
- Amazonで買い物をする
- タイマーとして利用する
- 昼寝の際の目覚ましとして利用する
- To Do リストの管理と朝のスケジュール確認
(Google カレンダーとかと連動してくれるなら) - お買物リスト作成(Evernoteとかと連動してくれるなら)
これくらい…? 想像力に乏しく、ビデオにあった以上のことが浮かびません。また製品が一般に出回ったら、皆がきっと利用方法を考えて共有していくんでしょうね。いろんなビデオが出回りそうだなあ。
そんなことより何より、僕の英語の発音を認識してくれるかどうかの方が心配だったりして(笑)。
こういう新しい発明品、大好きです! 招待してもらって、真っ先に体験できると嬉しいな。