皆さん、毎日、忙しいですよね?
ほんの少しでもいいから、時間を節約できたら…。そう思いませんか? だったら、まずは、無駄なタイピングから見直してみましょう!
例えば、ありがとうございますとか、お世話になっておりますとか、お願いします、とか。
メールの文章で良く出てくる言葉がありますよね。
何度も何度も、一日同じ言葉を打つってこと、誰にもあると思います。
ま、さ、か、そんな言葉を、いちいち「全文」打っていたりしませんよね?
とクライアントさんに聞くと、たいていの方は、きょとんとします。
そして、「打ってますが、何か?」とお答えになったりします。
ひえー、今どき、そういう人、いるんだあ、と効率至上主義の私など、卒倒してしまったりもするのですが、皆さん、面倒なことを「我慢し過ぎ」です。
我慢は美徳、と教えられて育った国民性かもしれませんが、いやいや、抜け道を探して、楽に生きることも、もっともっと追求すべきです。
ただ怠けるのではなく、空いた時間をより生産性の高い、人間らしい創造性の必要とされることに使わないと、機械に取って代わられます。
タイプするなんて、機械ができることを、自分の時間と労力を使ってやるなんて、馬鹿げているわけです。
同じ言葉を何度もタイプしない、ということの解決策としては、3つあります。
知っている人には、もう何年も(何十年も)前から当たり前だったりするのですが、知らないままの人がかなーり多いんだなと実感するので、下記に、ひとつずつ説明しましょう。
1.単語登録をする
すべての日本語入力支援システムには、単語登録、という機能がついています。
変換しにくい文字とか、当て字のようなものは、何度打っても、変換されません。だから登録をしてしまうわけですね。
その機能を利用して、もう少し長文だって登録してしまえるのです。
「ありがとうございます」を、「あ」という読みで登録したら、次に「あ」と打って変換キー(スペースなど)を押したら、「ありがとうございます」と一気に表示されます。
「お」で「お世話になっております」とか「お疲れ様です」と入れてもいいし、「よ」で、「よろしくお願いいたします」と入れてもいい。
なんだって自由自在です。
参考記事: 「よく使う言葉は登録しておこう」
まずは基本はこれ。
ATOKにも、Google日本語にも、ことえり・マック用の日本語入力支援システムにも、ちゃんと同じ機能はあります。
このフレーズ、自分、何度も打ってるな、って気づいたら、すぐに単語登録をしてしまいましょう。
数秒、数十秒のことかもしれませんが、毎日の積み重ねだとしたら、それは一年で数分、数十分にもなっていくかもしれません。
それが、たくさんのフレーズで起こるならば、それは数時間の無駄なのかもしれない。
だいたい、手が無駄に疲れています。
そういう疲れとか、たくさんタイプすることとか、「変な達成感」があって、「変に」仕事した気になるから、クセモノなんです。
それ、仕事じゃないですからね。
もっともっと機械にはできないことに時間を使いましょう。
2.テキストエクスパンダーを使う
単語登録は万能選手ではありません。
長い文章になると、うまくフォーマットも含めて再現するのは難しかったりしますし、登録できる文章の量にも限界があったりします。
「お」と入れて、いろんな言葉が出るようにしても、その都度、変換を繰り返さなくてはならなかったりして、最後に変換したものに固定されるし、やや不便な場合もあります。
手紙の定型文とか、契約の文章とか、そういう長いものでも一瞬でさっとタイプ表示できるソフトが、「テキストエクスパンダー」と呼ばれるものです。
メールのタイトル、返信などに、とても便利ですよ。
例えば、下記の文章は、打ったら数分かかってしまいますが、実はアルファベットを5文字くらいさくっと打っただけで、変換キーすら必要なく、ぱっと表示されるものなのです。
イゲット千恵子さんのセミナーの申込みがあった時に、さくっと一瞬で返答ができるように、あらかじめ作ってあるテンプレートです。
chieko1 と打つだけで、勝手にこれが表示されてしまいます。(一瞬、機能をオフにしてタイプしました。でないと、いちいち全文出てきてしまうのです、勝手に・笑)
「 様
3月13日(日)13:00~15:00 @トーランス
お申し込み、確かに承りました。入金も確認できております。
ありがとうございました!
当日までに、確認のメールも入れさせていただきます。
今後共、どうぞよろしくお願いいたします!
イムアコンサルティング
代表/ライフコーチ/著述家
上野ハジメ
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これの良い所は、改行やスペースも含めて、そのまま出てくることですね。
自分がやるべきは、お名前をタイプして入れるだけです。
もちろんタイトルだって、一瞬でタイプされるように、登録してあります。
もともとが英語用に作られたマック専用のソフトです。
Windows用にも似たようなのがあります。
3.口述筆記をする
パソコンやらアイフォンやらの音声認識能力が飛躍的に高まっているようです。
⇒ Googleドキュメントが音声入力に対応したので喋って書いてみた
変換というもののない英語の世界では、もう十分に実用に耐えるものになっているようですが、あいにく日本語はまだまだ変換の問題が残されていますからね。そこでどうしても後からの手直しは必要になってくるようです。
でも、このような記事を見るまでもなく、驚くほど精度は上がっています。
早く取り入れて、早く慣れていった人が勝ちですね、きっと。
私もそろそろ、口述筆記が当たり前の人になろうかな。ときに腱鞘炎気味になるので、早くそういう時代が来ると嬉しいなとは思っていたのですが、まだ書こうとすることが、口から出てくるようにはならないんですよね。
考えるのと同じくらいの速度で、指先からどんどん言葉が発せられる感じ。それが、口から出るようになればいいのでしょうね。
何ごとも訓練。大事な指を守るために、今から特訓するか。
番外編: 長文のコミュニケーションはしない
これ、荒業ですが、だんだんと主流になってきているのを感じます。
メールは、皆、面倒ですよね。
手紙、というものがなくなって、次に電話の習慣がなくなって、次にメールかな、というところ。
なんとなくオフィシャル間の高いものが、どんどん淘汰されて、テキストのやり取りに集約されつつあるのを感じます。
メールしなくてはいけないのは、長い文章だったり、添付があったり、そういう時だけかなあ。
Facebookのメッセンジャーやら、LINEやら、iMessage やら、テキストやら、ちょこちょこっとしたもので、すぐに反応が返ってくるものが、増えていますよね。
どうせ読むのも面倒なんだから、打たない、というのが、抜本的な解決かもしれません。
ブログっていうのも、そろそろ、ね(笑)。