ライフプランという、人生を長期スパンで見つめ、考え、見直すためのツールをライフコーチから授かったとき、そこには10数種類もの「カテゴリ」がくっついていました。
それまでは、せいぜい「仕事」と「プライベート」という、2つくらいにしか生活を分けて考えてこなかったのに、突然、そこに10以上のチェック項目が渡されて、混乱しましたし、あまりにも、そういうことを考えてこなかった事実を知って、唖然としました。
中には、自分にはちょっとピンとこないカテゴリとかもあって、それはきっと文化的、社会的背景の違いが関わってくることでもあるので、さほど気にせず。
あてはまるものだけを考えて、利用してきました。
セミナーやワークショップでは、それらをわかりやすく6つに絞って、簡易的に皆さんに提示してきました。
『セルフ・アップグレード成功術』の中でも、それをそのまま使っています。
その6つとは、仕事、家庭、財産、教養、健康、趣味です。
年末に、夢が叶う目標設定に関するオンライン講座を作ろうとした時に、当然、ライフプランがその中心に出てくるわけですが、いつまでもこの6つの簡易カテゴリを使っていることに、やや違和感を覚えました。
ちょっと漠然としすぎていて、実際に考えてほしいことと合っていない、あるいは、誤解を受けてしまうこともあるかな?
そんな気がしたのです。
そこで、これまでのライフコーチのセッション体験から、そして、この数年で学んできたアメリカや日本の自己実現に関するセオリーなどにヒントを得て、自分なりに新しい10項目を作成してみました。
その10項目とは、こちらです。
1.仕事
2.収入
3.投資・貯蓄・資産
4.家族・友人・人間関係
5.愛情・性
6.コミュニティ・地域との関わり
7.健康・食・運動・休養
8.趣味・教養・旅行
9.未来(セルフ・アップグレード)
10. 貢献
これをひとつひとつ説明するのは、あまりにも細かくてたいへんなので、詳しくは、講座を参考にしていただくとして、ここでは、鍵となるポイントを2つほどお伝えします。
仕事・収入・資産形成を分けて考える
以前は、仕事と財産、という2つの項目があったのですが、その弊害は、「仕事」と「お金」が常にごっちゃごちゃになることでした。
仕事をするのは、食べるため、という側面があることは間違いないと思いますが、報酬が良ければ、それでハッピーになれるわけではありませんよね。
仕事とは、本来、奉仕。貢献。
そこには、本質的に「使命感」みたいなものが関わってくるはず。
例えば、漠然と「仕事が嫌い」「今の仕事は嫌」という形でアウトプットしてくる方がいるのですが、よくよく聞いてみると、以下の二通りのケースに分かれたりします。
1.仕事は好きだけど、収入が伴わいのが嫌。(あるいは人間関係、職場環境のことなど、仕事の本質以外が不満)
2.仕事は嫌いだけど、収入や待遇がいいからやめられないでいる。(仕事の本質が意に沿わないもの)
どっちのケースに当てはまるのかで、解決策も異なります。
こうやって、分解して考えると、本当に自分が何に対して不満足なのか、何を変えたいと思っているのかが、少しずつ見えてきて、解決もしやすくなります。
収入と資産形成も、同様で、収入が多いから資産があるわけでもありません。
そして、「貯金」が資産、と言えるかというと、そうでもないわけなので、これはこれで、仕事や収入とは別軸で、きちんと学び、考えておくべきことなのです。
が、これらがすべて「仕事」「キャリア」などという枠組みで、ひっくるまってしまったりする。
すると、何をどう解決していいのか、頭が、こんがらがったヘッドフォンのコードをほどくみたいな作業をしなくてはならず、焦点がしぼれないのです。
選択肢、考えるべき項目を分解して、細かくするだけで、頭がすっとクリアになることもある。
だから、講座では、3つに分けています。
家族・人間関係と、愛情・性を分けて考える
人生を豊かにしてくれるのは、やはり人との関係ですよね。
ここでいう家族に、誰を入れるかも含めて、ここは自由に考えていただいて構わないのですが、親、その親、自分の配偶者、子ども、孫、親戚などなど、彼らとの関係性はどうなのか。
点数をつけろ、というのではなくて、自分がこうありたい、と思う状態に対して、どうなのか、という観点を持つことは大切です。
家族のあり方も、自分たち次第。
ここでは友人とか他の人間関係もひとくくりにしていますが、もし分けた方が良いと思えば、自分なりにアレンジしていただいても構いません。
私が逆にこだわったのは、人生のパートナーとの関係で、これは、アメリカ流ライフプランから学んだこと。
もともと授かったライフプランでは、Familyと、Relationship、それとLove、Sexが、それぞれ別立てしてあったんですね。
それって、別々に考えるべきことなんだろうか…と最初はピンとこなかったのですが、だんだんとわかるようになってきました。
配偶者や長く一緒にいる関係だと、Love とかSexとかが、だんだんと無縁になるというか、気恥ずかしくて正面から考えられなくなってくる性質もあるかと思います。
そこで浮気、離婚、なんてことにもつながったりする。
だから、恋愛から始まったふたりの関係が、いつまでもちゃんと「恋人」状態を保てることって、大事だったりするのです。
離婚が当たり前のアメリカでは、それではいかん、と、そこを一生懸命、分析、努力してきて、積み重なったものがあるのだと思います。
デートナイトをもうけたり、夫婦の寝室は必ず子どもの部屋から離れているようにしたり。
これが、「家族」とかいうキーワードでひとつにくくられてしまうと、見るべきものが見えなくなってしまう。
だから、あえて、分けて考えました。
とくに私の場合は、最近、40代、50代の、シングルマザーもクライアントに多いのです。
あるいは、「未婚」の方もいますし、子どもはいないけれど、離婚後ひとり、という方もいっぱい。
子どもが巣立って、ほぼ手が離れて、状態としては、ひとりに近い人も多いですね。
ひとりでも生きていけるけれど、でも、やはりパートナーがいたら、というのが本音でありつつも、でも、そこに向けて何か努力するのは違う、と思っていたり。
あるいは、漠然とした思いだけで、未来のイメージがまったく浮かんでいなかったり。
だから、Love & Sex にフォーカスして、未来を考えてみる機会を持つことは、とても大事なのだと考えています。
このようなことをベースにしながら、ライフをさくっと包括して考えて、2016年をその長いしあわせな未来のベイビーステップとしていく。
そのための講座が、「New Year New You 2016」です。
すでにたくさんの方が利用して、新しい角度から未来を見つめ始めて、きらきらと目を輝かせています。
オンライン講座「New Year New You 2016」詳細はこちらから
講座のさわりをお話する3日間の無料講座も好評配信中です!