レイルパスをフル活用して、博多の帰りに今度は大阪に立ち寄りました。
京都のイベントに参加できなかった、『ライトハウス』の元スタッフ(大阪在住)が、「私が人を集めるので、ぜひ大阪でもセミナーしてください!」と直談判。
いやあ、願ってもないことなので、お金はいいよ、でもホテル代だけちょうだいね、とプレッシャーかけて人集めをしていただきました。プレッシャーないと、なかなか人は動けないので、愛のムチです(笑)。
この日の主催は、サッピーこと小野さやかさん。僕がロサンゼルスに移住して、『ライトハウス』にて働き始めた頃、20代後半の彼女はデザイナーとしてインターンをしていたのです。
人の管理に不器用な先輩ばかりに囲まれて、もう帰ろうかな…と悩んだりしていた彼女。ちょうどそういう先輩たちの教育係としての役割も負っていたので、もろもろ彼女から親身に聞きつつ、問題の根源を探って、ちょこちょこっと解決していったのを覚えてくれていて、期間を終えて日本に帰った今も、フェイスブックでメッセージをくれたりしていたのでした。
彼女のお友達がグループで参加してくるのかな?と思ったら、実はそうでもなくて、1度か2度、どこかで会った、という感じの、どちらかというとつながりレベルとしては薄い感じの方々が、「ひとりで」参加してくださっていたのでした。友だちに誘われて仕方なく、という流れではなくて、サッピーの投げかけたメッセージが、何らかの形で心に響いた人たちが集まってくださったんですね。
「ひとりで来るの怖いな、と思ったのですが、案内の文章にピンと来て、直感に従って来てみました」と言っていた方が数名。直感に従うって、大事ですよね。大人になると、なかなかできないんです。
例外的にご夫婦で参加されたのは、以前、ロサンゼルスでとあるイベントを行った時に、アシスタントとして来てくださっていた方々。いつの間にかご夫婦になっていて、そのお姿がほのぼの微笑ましくて、嬉しくなりました。
会場となった「伽奈泥庵(カナディアン)」というお店は、とても不思議で、まだちゃんと把握できていないのですが、サッピーらしい選択。日本でこんなに美味しいエスニックをアレンジして出してくださるところがあるんだぁと大感激でした。いや、ただのレストランではないですよね。ウェブサイトのアドレスが、なんといっても「.org」ですから。完璧に地下の隠れ家な感じ。セミナーがちょっと秘密結社みたいな「怪しい匂い」を漂わせていただかもしれません(笑)。
年齢も23歳から41歳まで。出身も大阪を中心としながらも関東、名古屋の方もいて、さらには台湾からワーキングホリデーで来ている青年まで! 彼は半年しかいないのに日本語、全然OK。「標準語は聞きやすいです」と言っていただきました(笑)。英語もできるし、次はロシアに行きたいとか言っていて、今はロシア語を勉強しているんだそうです。25歳男子。キラキラしていました。
ちょうど会社を辞めて、同じ職種じゃなくて、次に何をすべきか模索している30代、何度も留学していて英語が得意なのに今の仕事に活かせてなくてモチベーションの持ち方に悩んでいるフレッシュマン、これから新規ビジネスにチャレンジしようと燃えに燃えてる30歳、念願の仕事について、いよいよこれから本格的なチャレンジに向けて進んでいこうというほぼ40歳。
人生、いろいろだなあ、でも皆、もがいている姿、悩んでいる姿、挑戦しようとしている姿が素敵だなあと感動…
2時間くらいね、って言っていたのに、気がつけば3時間。そこからさらに30分、そして駅までまた話しながら歩く一団。ホテルに着いたら11時半でしたが、楽しくて心がホカホカした夜でした。
サッピー、集まってくださった皆さん、ありがとうございました!