発熱はカラダ本来に備わった究極のデトックス&再起動。マジで気持ち良かった件

先週はトライアスロンのトレーニングのためにスイミングクラブに入会して最初のクラスがありました。水曜と金曜。みっちりと腕が上がらなくなるほどに鍛えてもらいました。

木曜と土曜は、朝1時間のジョギング。土曜は体調もすこぶる快調で、曇り空だったので涼しくて、ウエストハリウッドの高台の方まで上がって行きました。楽しい~と身体が叫んでいる感じ。

しかしその数時間後、お昼を食べようかとしていた頃にお腹に違和感を感じました。頭も心なしかフワーッとして現実感がなく。

昼に食べようとしていたものも半分も喉を通らず、あ、これは来るなと思った瞬間、身体がガタガタと震えるのを感じて、発熱したことが分かりました。

そういえば体温計は相方がハワイに持って行ってしまって、今の家にはないのですが、まあ熱があるかどうかくらいはこの歳になればわかります。それが何度だろうが別に構わないし(笑)。

というよりも、自分にとってはこれが「病気」という感覚ではなくて、身体本来に備わっているデトックスの儀式である、と認識しているから怖くないのです。今回はとくに喉の痛みも鼻水もない。風邪ではないのが明らかでした。

以前はこんな時、解熱剤を飲み、風邪薬を飲み、無理やり食べて元気をつけようとしたものですが、それは逆効果になりかねないことを、いろいろな書籍から知りました。発熱する、ということは、身体が熱で体内を殺菌処理しようとしているのに、それを薬で無理やり下げてしまったら、中途半端にしか終わらない。

午前中でやるべきことはほぼ終えていたので、午後は完全休養。冬の厚手の掛け布団を引っ張り出してきて、フリースのジャケットをTシャツの上に来て、部屋を少し暖房しながら就寝。しばらく寒さは収まらず、眠りと覚醒の間を行ったり来たり。お腹に違和感があって食欲がないのは、「食べるな」というサインだからと夜も食事は抜き。

こういう風に身体が弱った時は、どうしても頭も良くないことを考えがちなようで、不安が不安を呼び、なんとも言いようのない暗い世界を彷徨わされてしまいましたが、今回はあまり汗が出ないまま一晩過ぎました。夜中に一度、トイレに起き、水くらい飲んだ方がいいかな、と思ってコップ一杯だけ飲んでまた眠りにつきました。いったいどれだけ眠れるんだろうと不思議に思うほど、気づくと1時間、2時間が過ぎていました。

明け方、またトイレに起きました。15時間の間にコップ1杯ほどしか水も飲んでないのに、びっくりするほど出るんですね、これが。飲んだ分の5倍くらいある印象。延々と続く自分の排尿に驚きながら、これがデトックスの儀式なんだとあらためて実感するわけです。飲んだ水、というよりも、不要になった体液が尿となって出ているわけです。

水を飲んで寝ると、その後は急に汗をかき始めました。大量に。どくどくと額から背中から頭から腿から。おお~、始まった、始まった、と嬉しくなっている自分。奇妙でしょうが、これこそがデトックスの最終行程。

途中で汗が不快で着替えたり、ベッドに敷いたバスタオルを取り替えたりしつつ、また夢と現の世界を行ったり来たり。体が元の状態に戻ってくるのが静かに認識されます。そして、ああ、これは「身体の再起動なんだ」と気づきました。

パソコンも、アイフォンも、使っている内にゴミ情報が溜まってきて、ソフトを閉じても重い状態が続いてしまいます。普段、何の問題もないことができなくなってきたり。それを解決するのが再起動。

身体にとっては、日頃、睡眠がその役割を果たしているわけですが、体内や頭にゴミ情報が溜まり過ぎた時は、発熱と発汗、排尿というような形で大いなる再起動をしてくれるんですね。「ジャーン」というマックの起動音が聞こえてくるようです(笑)。

寝込んでから24時間でほぼ正常に戻り、シャワーを浴びてソファでためてあったTV番組「Glee」の最新2話分を観て涙(笑)。昼は玄米クリームを、夜は玄米粥を少しずつ食べて、合間にハーブティーなど飲みながら22時までパソコンで仕事。そして就寝。今朝、起きたらもう完全に再起動が終了していました。

身体に元気が戻ると、心も元気。よし、今日もやるぞ~!と思えます。なんかいろいろリフレッシュ。気持ち良かった~と変な感想が出てきます。

逆説的に聞こえるかもしれませんが、発熱は、「健康だからこそ」起きる現象。3年間ほどまったく熱も出したことがなかったのですが、会社員生活を止めて、いろんなプレッシャーから自分を開放しようとしている今、この状態になれて良かったです。マラソン疲れがなかなか取れてなかったのが、これで一気に解消。夕方のランニングクラブの練習に参加しちゃおうかな、と大胆にも思っています。